政策

経年中小ビルのバリューアップ提案や事例を募集、改修支援も 国交省

 国土交通省は現在、「中小ビルのバリューアップ改修投資の促進に向けたモデル調査事業」の対象となる提案及び事例を募集している。期限は6月17日。改修時期を迎える老朽不動産の更新を推進するため、中小ビルにおけるバリューアップ改修による効果の把握・発信を図る事業。

 募集する取り組みは、これから改修を行おうとする中小ビルについての「改修提案」と、既に改修を行った中小ビルの「既改修事例」の2分野。対象は、いずれの分野も「延べ床面積3000坪未満」「築20年以上」「改修前の用途が賃貸事務所(複合用途含む)で、改修部分に賃貸事務所の専有部を含む」の各要件を全て満たす物件。

 採択された「改修提案」に対しては、調査・検討費用として1件当たり最大400万円を補助する。また両分野とも、採択された提案・事例は、優良事例として同省の事例集等へ掲載。事業者やオーナー、当該物件の信用力向上により、リーシングやファイナンス、営業面での優位性に寄与するものと同省は説明する。

 詳細や応募方法等は、同省のホームページを参照のこと。問い合わせは同省不動産・建設経済局不動産市場整備課、電話03(5253)8264へ。