政策

空き家活用の手引きを刷新、制度や参考事例など拡充 横浜市

 横浜市は4月、空き家等の流通や活用の促進へ向けて策定・提供している「空家の流通・活用マニュアル」を刷新し、内容を拡充すると共に、名称を「空家の地域活用の手引き」と改めて同市ホームページで公開した。空き家や空き家の跡地を活用したい人、活用してほしい人を主な対象として、そうした物件を地域の活性化や魅力向上につなげる取り組みの際に参考となる情報をまとめている。同月7日に同市が詳細を発表した。

 同手引き書の本文は、「手引き編」「事例編」の2章構成。「手引き編」は、空き家等を地域で活用する場合の手順や制度等を整理した内容で、今回の刷新では検討フローや基礎知識、事前チェックポイント、支援・補助制度の一覧表等を追加した。「事例編」は掲載事例を一新し、同市内で実際に空き家を地域交流拠点や学生シェアハウス等として活用しているNPO法人などの取り組み9件を紹介。更に空き家の改修内容や工夫した点等も追加するなど、従来よりも掲載情報の充実化を図っている。