MIRARTHホールディングスは6月30日、「東京都中央区桜川公園における官民連携事業(Park-PFI事業)」の公募設置等計画が認定され、東京都中央区と基本協定を締結した。認定の有効期間は、公募設置等計画に基づく公園の供用開始日から20年間。
東京都中央区は2022年度に「公園の魅力向上に向けた官民連携方針」を策定し、桜川公園を対象に官民連携事業について検討。25年4月、同社グループを代表とする企業グループ「つむぐ桜の森パートナーズ」を設置予定者に選定した。
同事業は「つむぐ」をコンセプトワードに、「人と自然をつむぐ」「人と人をつむぐ」「人と地域をつむぐ」の3つの実施方針を定めた。「つむぐ」を通して、公園再整備のテーマでもある「安全で快適な遊びと、憩いの場の形成」「桜川公園周辺エリアをつなぐ緑の魅力向上」「地域コミュニティの創出」を実現していく。
基本テーマの実現とともに公園がかかえる課題、①子育て世代の居場所づくり、②様々なニーズの利用者が居心地よい空間づくり、③老朽化した施設の更新・維持管理水準の向上、④地域住民の公園の活用促進、⑤遊ぶエリア・憩うエリアのゾーニングの検討――の解決も図る。公園整備と公園運営を一体で考えることで、長期的な地元コミュニティのハブとしていく。