YKK APは7月8日に石川県金沢市のビルダーや工務店、建材流通店といったプロユーザー向けの展示施設「P-STAGE金沢」内に大型商品を実物大で確認できる屋外提案施設「エクステリアガーデン」を開設した。北陸エリアは寒冷地であることから、エクステリア商品は耐積雪性能が高い折板カーポートの単体提案が主流だったが、今回の「エクステリアガーデン」の開設によって、エクステリア商品だけでなく植栽と融合した空間演出の体感や、同エリアの外構・庭空間の付加価値提案の推進を図る。
施設は、ウッドデッキやカーポートなど外構・庭空間のシーンを展示する「散策と滞在エリア」と、高さを揃え水平ラインを強調し、木調色や無彩色で色味を抑えた風格のある和モダンテイストの〝金沢スタイル〟を目指した「緑のキャンバスエリア」で構成。539平方メートルに67点を展示した。
デザイン設計は、田主丸緑地建設(福岡県久留米市、小西金治社長)のグリーンコーディネーター・小西範揚氏の監修の下、プロユーザー向けにパース図での外構デザイン提案を行うYKK APエクステリア本部クリエイティブデザインLABが担当。デザインフレームや金物などのエクステリア商品に緑を豊かに盛り込むことで、現代の住宅にも取り入れやすいシーン展示としたほか、玄関まわりと外構の一体感ある展示も設けることで、「建物と外構のトータルコーディネイト」の認知拡大と共に、年間500組の来場を目指す。