住友不動産は11月12日、21年3月期第2四半期連結決算を公表した。新型コロナの影響で売上高、営業利益、経常利益が減少したものの、四半期純利益は増益となり、上半期として6期連続で最高益を更新した。ホテルや商業施設で苦戦するも、主力のオフィスビルや住宅が堅調。通期予想については、想定より回復していることから上方修正した。
セグメント別では、既存ビルの賃料上昇などでオフィスビルが増収増益だが、ホテルなどの稼働率低下で、不動産賃貸事業は増収減益。不動産販売事業は、営業自粛で減収も7~9月の販売が堅調でマンション契約率が回復し、利益率が改善して過去最高の利益となった。完成工事事業、不動産流通事業は減収減益だった。
住友不動産
決 算 21年3月第2四半期
売上高 5,151億円 (△11.1%)
営業利益 1,328億円 (△3.4%)
経常利益 1,295億円 (△1.7%)
当期利益 971億円 (4.2%)
予 想 21年3月
売上高 9,000億円 (△11.2%)
営業利益 2,130億円 (△9.1%)
経常利益 2,000億円 (△9.3%)
当期利益 1,400億円 (△0.7%)