積水化学工業住宅カンパニーの22年3月期決算は、部材の遅延や災害の影響から、1月(第3四半期時点)の見通しに対し売上高は0.7%、営業利益は4.6%未達だったものの、売上高で5152億円(前年度比6.2%増)と過去最高を計上したほか、営業利益も353億円(同15.7%増)と増益した。
下期は売上高2654億円(前年同期比4.2%増)、営業利益205億円(同17.1%増)と、上期に引き続き増収増益。部材の高騰などの影響が拡大したものの、売り上げ棟数の増加やリフォーム事業の回復、コスト削減などによって、営業利益は19年度下期水準(192億円)を超過した。
23年3月期は、売上高5480億円(前年度比6.4%増)、営業利益380億円(同7.6%増)を計画。部材高騰の影響が更に拡大する見通しだが、コスト削減・平準化の策を講じる。
同時に、自社分譲住宅をはじめとする新築戸建て住宅の受注棟数や棟単価のアップ、リフォーム事業や自社施工物件の買取再販といったストック事業の強化や、まちづくり事業の拡大によって、19年度並みの営業利益水準の回復を見込む。
積水化学工業住宅C
決 算 22年3月
売上高 5,152億円 (6.2%)
営業利益 353億円 (15.7%)
予 想 23年3月
売上高 5,480億円 (6.4%)
営業利益 380億円 (7.6%)