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マンション・開発・経営
総合
売買仲介
住宅市場悪化に備えよ 価格最高潮も需給変調 成約減の傾向が止まらず〝中古戦線に異変アリ〟
バブル経済崩壊後30年以上にわたって個人所得が伸び悩んでいる中で、消費税率の引き上げやエネルギー価格、食料・日用品など生活必需品の値上げが相次ぎ、実質的に所得は減り続けている。しかし、不動産の価格上昇は止まらない。中古住宅でさえ、取引価格は高根の花と化しており、歴史的な低金利と異次元の金融緩和であふれ出た緩和マネーがゆがんだ不動産市場を演出する。だが、国内外の経済情勢を踏まえれば、潮目の変化を意識せざるを得なくなった。住宅販売は、新型コロナ禍でも好調に推移してきたものの予断を許さない。市況悪化のシナリオを追う。(中野淳)