大和ハウス工業の23年度上半期の業績は、過去最高の売上高を計上、3期連続の増収で着地した。四半期純利益も大和リゾートの譲渡や大和ハスリート投資法人の投資口の一部売却などに伴い特別利益448億円を計上した結果、過去最高益となった。
環境エネルギーとその他事業を除くセグメントの売上高は前年同期を上回った。営業利益は環境エネルギーが前年を大幅に上回ったほか、戸建て住宅とその他事業を除き、増益で着地した。
そのうち戸建て住宅事業は売上高4427億円(前年同期比5.9%増)、営業利益142億円(同29.8%減)、賃貸住宅は売上高6092億円(同5.1%増)、営業利益601億円(同9.9%増)、マンションは売上高2178億円(同25.1%増)、営業利益166億円(同7.7%増)と、住宅事業は海外を含めいずれも伸長した。
通期計画は前回発表から売上高で1000億円、営業利益で50億円、当期純利益で130億円上方修正した。
大和ハウス工業
決 算 24年3月第2四半期
売上高 2兆5,448億円 (12.5%)
営業利益 1,911億円 (23.6%)
経常利益 1,881億円 (22.9%)
当期利益 1,544億円 (45.8%)
予 想 24年3月
売上高 5兆200億円 (2.3%)
営業利益 3,850億円 (△17.3%)
経常利益 3,670億円 (△19.5%)
当期利益 2,630億円 (△14.7%)