決算

営業力と生産性強化で営業利益10%超目指す カチタス

 カチタス(新井健資社長)の24年3月期決算(連結)は売上高1267億1800万円(前年比4.4%増)、営業利益126億7200万円(同9.9%減)、経常利益123億2100万円(同10.9%減)、純利益84億9700万円(同39.5%増)の増収減益だった。

 販売面では「低価格で高品質の住宅に住みたい」とする顧客ニーズに対応し、販売件数は7169件(同3.5%増)と増加。コスト負担の増加に伴う販売価格の見直しにより、増収となった。利益面では、都市郊外を中心とした新築分譲戸建ての値下げ販売に連動して値下げ・値引きを行った結果、売上総利益率は前年から0.2ポイント低下した。

 同社グループは、24年度を最終年度とする中期経営計画で、売上高及び営業利益を共に年平均成長率10%を目標とし、営業社員数の増加、生産性の向上及びリフォームパートナー工務店の確保を施策に掲げる。将来的には年間販売件数1万件以上を目指す。

 25年3月期は売上高1345億円(前年比6.1%増)、営業利益140億円(同10.5%増)、経常利益137億円(同11.2%増)、純利益94億円(同10.6%増)を計画する。

カチタス(連結)

決 算 24年3月

売上高 1,267.1億円 (4.4%)

営業利益 126.7億円 (△9.9%)

経常利益 123.2億円 (△10.9%)

当期利益 84.9億円 (39.5%)

予 想 25年3月

売上高 1,345億円 (6.1%)

営業利益 140億円 (10.5%)

経常利益 137億円 (11.2%)

当期利益 94億円 (10.6%)

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