決算

子会社の赤字で減益も非住宅分野は大幅伸長 NCN24年3月期

 エヌ・シー・エヌは、販管費の増加やグループ会社の損失や特別損失計上が影響。主力の木造耐震設計事業は売上高76億4800万円(前期比13.9%減)だった。そのうち住宅分野では大口取引先の受注減少により、構造計算出荷数は867棟(同22.8%減)、SE構法出荷数は907棟(同23.3%減)にとどまったほか、資材価格がウッドショック前まで戻るなど販売価格が下落した結果、売上高48億8800万円(同31.9%減)で着地。また、同構法の登録施工店は28社の新規加入で606社となった。

 一方、非住宅の大規模木造建築分野は売上高27億5900万円(同61.7%増)。構造計算出荷数は226棟(同17.7%増)で、そのうちSE構法の構造計算出荷数は142棟(同1.4%増)、それ以外の構造計算出荷数は84棟(同61.5%増)だった。

 その他の環境設計分野は木造住宅、集合住宅、非住宅木造物件向けの1次エネルギー計算書の出荷数は2887件(同15.6%増)と堅調に推移、売上高2億4700万円(同16.0%増)を計上した。

エヌ・シー・エヌ

決 算 24年3月

売上高 79億円 (△13.4%)

営業利益 0.8億円 (△80.3%)

経常利益 0.4億円 (△89.5%)

当期利益 0億円 (△99.9%)

予 想 25年3月

売上高 89億円 (12.2%)

営業利益 2億円 (168.6%)

経常利益 2億円 (497.0%)

当期利益 2億円 (―%)

同カテゴリーのプレミアム記事