リンナイの24年度上半期の業績は、高付加価値商品の販売増によって、主力の給湯機器や厨房機器を始め、全機器で前年売上高を上回り、売上高・営業利益・経常利益で過去最高を計上。経常利益では為替差損を計上したが、営業増益で吸収。営業利益は、昨年の減産体制からの正常化のほか、価格改定や原価低減活動が奏功。営業利益率は9.9%(前年同期比4.6ポイント増)、純利益率も5.8%(同1.7ポイント増)まで回復した。
国内では、消費は低調なものの、補助金効果が追い風となり、ハイブリッド給湯器が伸長。売上高911億円(同5.2%増)、営業利益94億円(同105.7%)と大幅増益で着地。営業利益率も10.4%(同5.1ポイント増)に回復した。通期予想は期初計画を据え置いた。
リンナイ
決 算 25年3月第2四半期
売上高 2,121億円 (10.1%)
営業利益 209億円 (107.5%)
経常利益 223億円 (49.7%)
当期利益 122億円 (55.0%)
予 想 25年3月
売上高 4,500億円 (4.6%)
営業利益 450億円 (14.3%)
経常利益 480億円 (4.2%)
当期利益 283億円 (6.1%)