宅建試験に合格したら、みなさんは何をされますか?
仕事にいっそう邁進(まいしん)する? 就職・転職活動をする? 友達や家族と遊びに行く――なんていう楽しいプランもあるでしょう。でも、それもこれも、試験に合格すればこそ。まずは合格証を手にしなければなりません。
住宅新報社は、そんな皆さまを合格まで全力サポートすることを宣言します! 一人でくじけそうになったとき、ぜひこのページを開いてください。住宅新報社の総力を結集し、皆さまのやる気やニーズを満たすコンテンツを取り揃えてお待ちしております!
(住宅新報社 制作本部出版企画グループ一同)
10月20日平成25年度「宅地建物取引主任者試験」が終了いたしました。受験生のみなさん、手ごたえはいかがでしたか。
やさしく感じた方、難しいと感じた方、様々な思いの方がいらっしゃるかと思います。
試験を終えた今、じっくりと検証してみましょう。
14回にわたり公開してきました 「氷見敏明の宅建試験 直前ポイント」も、ついに最終回特別編として氷見敏明が、今回の試験を総括しました。
●特別編 今年の合格ラインは……
平成25年度の宅建試験の合格点は、33点、または34点くらいだと考えています。権利関係が14問中7点、法令上の制限が8問中5点、税金が2問中1点、地価公示法が1問中1点、宅建業法が20問中16点、その他分野が5問中3点で、合計すると33点。一定以上の実力がおありの方は、そのくらいまでは確実に得点できたのではないかと思います。
そのほかに、肢2つまでは絞れるけれどもどちらが正解かわからないという問題も、少なからずあったでしょう。こういう場合は、得てして正解肢でないほうを選択してしまいがちです。それでも1問くらいは、運よく正解できるでしょう。すると1点プラスされて、合格ラインは34点かもしれません。
今年は、判例の趣旨を問う問題が問7に出題されました。判例趣旨問題は平成20年から6年連続して出題されています。今後も1問ずつ出題される可能性が高いでしょう。 判例趣旨問題の特徴は、例外なく、「誤っているものはどれか」という問われ方をしているということです。「正しいものはどれか」という出題は、少なくともこれまでには1題もありませんでした。したがって対策については、判決文を読みながらキーワードにアンダーラインを引き、それと異なる内容の肢を選ぶようにすればよいでしょう。
様々な傾向の問題がありますが、試験対策として最も重要なのは、過去問題集を解くことです。これは間違いありません。ただし、かつて出題されたものの、その出題年度が古すぎると、既に過去問題集には掲載されていないというケースが出てきます。例えば、本年度の問19の正解肢1「宅地造成工事規制区域内で、高さ4mの擁壁の設置工事は、政令で定める資格者が設計しなければならない。⇒誤り。5m超です。」という内容は、過去に出題されたことがあります。ただし、『パーフェクト宅建過去問10年間』にも、もう掲載されていません。10年以上前に出題された内容だからです。
それでは、こういう問題にどうやって対処するのかというと、テキストをよく読むことです。過去問題集には掲載されていなくても、重要な内容であればテキストには省略されずに書いてあります。問題集を解きながら、テキストの該当箇所にアンダーラインを引くようにするといいでしょう。そして試験直前には、アンダーライン周辺で線を引いていない部分も併せてチェックすれば、より合格に近づくはずです。
そのほか、住宅新報webでも、25年度の試験を検証しています。
宅建試験受験者の皆さん、いかがでしたか。
いずれにせよ、12月4日の合格発表を待ちましょう。
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