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571 同業者なのに続く家賃滞納 信用問題という自覚なし
ある家主から相談を受けた。「205号室に入っているAさん、家賃が2カ月半も遅れているが、どうしたものか。オタクから言ってもらえないだろうか」とのこと。それは構わない。だが、驚いたことにそのAさんは同業者だ(続く) -
不動産屋の独り言~賃貸現場の喜怒哀楽~572 法人客に振り回されて 無責任な交渉が腹立たしい
多摩地域で長く空いていた1Kの部屋に客付会社から問い合わせが入った。客はそれなりに名の知れた企業。「事務所として使いたいが、問題ないか」というもの。他の部屋でも整体院や仕事部屋にしていたケースもあるの -
紙上ブログ 不動産屋の独り言 570 賃貸現場の喜怒哀楽 坂口有吉 史上最悪の条件に思案 生活保護目指し入居審査へ
当社が管理するアパートに問い合わせが入った。電話で話をすると、入居には厳しい属性であることが分かった。問い合わせしてきた客は現在妊娠6カ月。他に子供はいないとのことで、入居するのはこれから生まれる予 -
紙上ブログ 不動産屋の独り言 賃貸現場の喜怒哀楽 569 当社で家賃を立て替え 家賃管理の流儀貫きたいが…
家賃管理を行っている当社では、滞納家賃を立て替えている入居者が何人かいる。 当社は家賃管理料として総額の5%をいただいている。家主が直接家賃を受け取らず、当社に手数料を払って家賃管理を委託する理由(続く) -
紙上ブログ 不動産屋の独り言 568 賃貸現場の喜怒哀楽 坂口有吉 度を超えた〝上から目線〟 人柄が悪いと損をする
多摩地区で管理するアパートの1室を店舗として使っている40代後半の女性がいる。契約のときから〝上から目線〟の口の利き方で、契約書の説明をしながらも「今からでも断りたい」と思っていた。「私は客よ。当然こ(続く) -
紙上ブログ 不動産屋の独り言 567 賃貸現場の喜怒哀楽 坂口有吉 年金暮らし女性の部屋探し 自分の立場が分かっていない
同業者から多摩郊外の貸家への問い合わせが入った。検討しているお客さんがいて内見したいという。だが、どうも案内に不慣れなようなので、「私も行きましょうか」と伝えると、喜んでくれた。通常、先に担当者の名 -
不動産屋の独り言 賃貸現場の喜怒哀楽 566 コロナ禍で家主からの相談 入居者から家賃減額求められ
このコロナ騒動で、当社にも「収入が減ってしまったので家賃を待ってもらえないか」との電話が何件か入るようになった。ゴールデンウィークの最中に家主から入った相談の電話も同じような内容だった。その家主のア -
紙上ブログ 不動産屋の独り言 565 賃貸現場の喜怒哀楽 坂口有吉 思い込みが激しい入居者 頭は固く、聞く耳持たず
一流大学を出ていながら卒業後に定職に就かず、長くフリーター生活を送っている入居者がいる。30代前半の男性で、とにかく頭が固い。私がどう助言しようがまったく聞く耳を持たない。それでいて、しょっちゅう店に -
紙上ブログ 不動産屋の独り言 564 賃貸現場の喜怒哀楽 坂口有吉 付き合いたくない同業者 心ない対応が悲しい
この業界に入って31年、私が金輪際付き合いたくないと思っている事業者がある。いくつかの支店を持つ事業者で、それぞれに不快な思いをしている。 まずA支店での経験。私がこの業界に入って間もないころ、A支(続く) -
紙上ブログ 不動産屋の独り言 563 賃貸現場の喜怒哀楽 坂口有吉 部屋探しをしないことのススメ 好青年だが、世間を知らず
アルバイトで生活している青年が来店した。「この辺りで家賃3万円くらいまでで風呂付き、エアコン付きの物件はないでしょうか」と聞く。立川駅徒歩10分で3万円というのは風呂なし、エアコンなしで、築年数の古い物 -
紙上ブログ 不動産屋の独り言 562 賃貸現場の喜怒哀楽 坂口有吉 当社史上最悪の家賃滞納者 結末 残されるものに配慮はない
4月某日、27カ月分もの家賃を滞納していた老夫婦の強制執行の日は大雨だった。午前9時半から開始予定で、借主本人も10時頃やってきた。私や弁護士にあいさつすることもなく、2階の部屋に上がり、残っていたゴミの(続く) -
紙上ブログ 不動産屋の独り言 561 賃貸現場の喜怒哀楽 坂口有吉 当社史上最悪の家賃滞納者 その後2 強制執行の裏側を知るだけに
さて、強制執行の2日前、弁護士と打ち合わせをした。通常ならば、強制執行では家財道具の運び出しをするものだが、必要な物は既に今までのアパートから直線距離で200メートルくらいの新居に運んである。だから部屋 -
紙上ブログ 不動産屋の独り言 560 賃貸現場の喜怒哀楽 坂口有吉 当社史上最悪の家賃滞納者 その後1 最初の温情があだとなる
裁判を起こしたら貸主の勝訴。それはそうだと思う。半年間の滞納で裁判を起こされても不思議はない中、家賃滞納者A氏の裁判なのだから。85歳の奥様が病弱で、「今追い出しても行くところがないだろうから」と温情(続く) -
紙上ブログ 不動産屋の独り言 559 賃貸現場の喜怒哀楽 坂口有吉 妻から受けた意外な相談 思いやる心が通じ合う
いい年をして惚けてとの批判もあろうかとは思うが、どうしても書きたくなった。日本中で新型コロナウイルスの感染者が増え始め、緊急事態宣言による外出自粛要請が出されていた4月半ば。妻が私に「相談があるんだ -
不動産屋の独り言 賃貸現場の喜怒哀楽 558 逃げを打つ連帯保証人 結末 滞納分を支払い、一件落着
外出中に携帯が鳴った。発信者は、病気で余命いくばくもない入居者の連帯保証人である元妻Aさんだ。私からの催促でノイローゼになっていると言い、入居者の口から「もう催促しないでやってくれ」と電話させた女性 -
紙上ブログ 不動産屋の独り言 557 賃貸現場の喜怒哀楽 坂口有吉 隣県からの問い合わせ 不確定の話ばかりで不安
当社の管理物件である貸家の入居者募集に、広告媒体を見たエンドユーザーから直接問い合わせが入った。近隣ではなく、神奈川県在住の若い女性。猫を1匹飼っていて、自身は不眠症で働けないので、生活保護を受けて -
紙上ブログ 不動産屋の独り言 556 賃貸現場の喜怒哀楽 坂口有吉 本来なら追い出されても・・・ 滞納借主の再起に期待したい
当社が管理する店舗を若い女性が借りている。フランチャイズで経営していたが、本部とのトラブルで企業名を使えなくなり、それから経営が悪化。家賃を1年も滞納することになった。連帯保証人は母親で会社を経営し -
紙上ブログ 不動産屋の独り言 賃貸現場の喜怒哀楽 555 自分では滞納家賃の督促をしない家主 リスク背負う理由がない
家賃管理を依頼して手数料を払っているわけではないのに、滞納家賃の督促を当たり前のように管理会社に振ってくる家主は多い。当然、それは家賃をもらっている家主本人がすべきこと。日頃から管理会社の苦労をよく -
紙上ブログ 不動産屋の独り言 554 賃貸現場の喜怒哀楽 坂口有吉 コロナの影響が出始めた 家賃管理で立て替えしてきたが
客数や問い合わせが減ったとかではない。当社で家賃管理をしているアパートの入居者Yさんから電話があった。Yさんは都内の繁華街にある眼鏡店に勤めているが、「店の売り上げが落ち込んでいて給料も減るので、今月 -
紙上ブログ 不動産屋の独り言 553 賃貸現場の喜怒哀楽 坂口有吉 家主の対応の変化に戸惑う いつもの修繕見積もりに〝注文〟
あるアパートの1室が退去になった。いつもの業者に修繕の見積もりを出すよう依頼して、それを家主に送信すると、「見積もりが高すぎる。比較したいから、他の業者にも見積もりを取ってみてよ」と言う。だが、当社