キーワード:喜怒哀楽 に関連する記事
-
紙上ブログ 不動産屋の独り言 552 賃貸現場の喜怒哀楽 坂口有吉 管理する貸家で不運続く 安定した職業と思ったが
縁があって都内のある貸家の管理をしている。これまで入居者が替わったが、どういうわけかいつも借主に恵まれない。個人で契約しておいて、自分では住まずに無断で外国人向けのシェアハウスとして又貸ししたり、子 -
紙上ブログ 不動産屋の独り言 551 賃貸現場の喜怒哀楽 坂口有吉 人がいいにも程がある家主 再び 徹底した配慮、誰にでも等しく
私も相当に面倒見がいいほうと思っているが、家主のAさんにはかなわない。普段は「ハートのない家主」を痛烈に書いている私だが、中にはこういう素敵な家主もいるという話だ。 入居者のため賃下げ 本来、(続く) -
紙上ブログ 不動産屋の独り言 550 賃貸現場の喜怒哀楽 坂口有吉 忘れたい元入居者からの連絡 相談内容に呆れるばかり
何年も前に当社が管理するマンションに入居していた女性Cさん。40代半ばで、以前は携帯電話に連絡先を登録していたが、退去したのですぐさま削除した。当社の売り上げの8割は、リピーターか紹介のお客様。それが命 -
紙上ブログ 不動産屋の独り言 549 賃貸現場の喜怒哀楽 坂口有吉 逃げを打つ連帯保証人 その後 温厚な兄が片付けに応じて
連帯保証人である元妻Bさんが、私からの催促でうつ病になっているという話。すい臓がんで余命いくばくもない借主の口から、「もう請求しないでやってくれ」と、最後の頼みのように言わせ、責任から逃れようとして -
紙上ブログ不動産屋の独り言546 賃貸現場の喜怒哀楽 坂口有吉 連帯保証人の逃げ口上 シラを切り、連絡不通に
私が賃貸仲介管理の仕事に就いて30年。数多くの家賃滞納者と接してきたが、連帯保証人がしっかりと補償してくれたケースは5件もない。実の親であっても「そんなの知らない。本人に言って。こちらだってそんな金は(続く) -
紙上ブログ 不動産屋の独り言 548 賃貸現場の喜怒哀楽 坂口有吉 音信不通になった高齢女性のその後 誠実な娘夫婦に救われた
このブログの504話(19年5月28日号)で書いた「音信不通になった高齢借主」の続編。借主の転居や元々の管理会社が更新契約をしていなかったことで1年ほど前から家賃が入らずに音信不通になっていた高齢の婦人がいる(続く) -
紙上ブログ 不動産屋の独り言 547 賃貸現場の喜怒哀楽 坂口有吉 東北から来た女性の相談 所属地域外では紹介できず
少し前の話だ。店番をしていると、地方から上京してきたご婦人が道を尋ねるべく飛び込んできた。場所は分かるが、説明しても地図を書いても分かりにくい。遠くなかったので私が案内して差し上げた。 すると、 -
紙上ブログ 不動産屋の独り言 珍田現場の喜怒哀楽 545 立ち退き相談で助言 欲張らなければいいものを
当社で店舗を借りているお客様の話。住居にしている貸家の老朽化により立ち退きを迫られている。マンションに建て替えたい家主から「猶予期間」を与えられることもなく、問答無用で立ち退き訴訟を起こされた。 -
紙上ブログ 不動産屋の独り言 賃貸現場の喜怒哀楽 544 逃げを打つ連帯保証人(2) 「払いたくない」は通じない
話の頃合いを見て、私が「今掛けているのは元奥さんの携帯電話からですよね」と言うと、少し言葉に詰まった後、Aさんは「そう」と認めた。電話口で女性のボソボソ言う声が聞こえるから、指示を出されているのは明 -
紙上ブログ 不動産屋の独り言 543 賃貸現場の喜怒哀楽 坂口有吉 逃げを打つ連帯保証人(1) 責務は誰が果たすのか
以前こちらのブログでも書いたことがある「離婚後も雷を怖がる元妻を思いやる高齢男性」のAさん。すい臓がんで入院して手術を繰り返し、死期は近づいてきたようだが、その一人暮らしの部屋の連帯保証人には元妻が -
紙上ブログ 不動産屋の独り言 542 賃貸現場の喜怒哀楽 坂口有吉 キーボックスが見つからない 不親切さが申し込みの妨げに
事情があって私の営業テリトリーの多摩地区ではない新宿区内の物件を案内することになった。お客さんは私の母校の新聞室の後輩で、今年都内の大学に進学することが決まっている。どこの大学に進むとしても、これま -
紙上ブログ 不動産屋の独り言 541 賃貸現場の喜怒哀楽 坂口有吉 若い男性客の〝ドタキャン〟 無頓着さが許しがたい
多摩郊外の古い貸家に、若い男性客から「中を見せてほしい」と不動産情報サイト経由で問い合わせが入った。私は、名前とメールアドレスだけの場合は返答しないことにしているが、その問い合わせには携帯番号が記入 -
紙上ブログ 不動産屋の独り言 賃貸現場の喜怒哀楽 539 社会福祉協議会の温かさ 単身高齢者への心配り
当社の管理物件に高齢の男性が一人で暮らしている。半年ほど前に電話があり、「すい臓がんが見つかって手術することになった」とのこと。身寄りはおらず、何かあっても看取ってくれる人も孤独死した場合の片付けを -
紙上ブログ不動産屋の独り言536 賃貸現場の喜怒哀楽 坂口有吉 宅建士証更新の講習へ提案 普段の講習、見直しを
ある日、宅地建物取引士証の更新のための法定講習を受けてきた。年齢的に言っても、朝から夕方まで1日缶詰めになって講習を受けることになるのは苦痛以外の何物でもない。第一、5年に一度、その間に改正になった法 -
紙上ブログ 不動産屋の独り言 537 賃貸現場の喜怒哀楽 坂口有吉 入居者の説明に違和感 家賃は後回しでいいのか
ある家主さんから電話があった。「実は101号室のOさんのご主人から電話があり、『今月仕事で入金予定だったお金がまだ振り込まれていないので、とりあえず4万円だけ先に振り込み、残りの5万円は少し待ってください(続く) -
紙上ブログ 不動産屋の独り言 535 賃貸現場の喜怒哀楽 坂口有吉 細かい入居者には細かく対処 目先の損得ばかり主張して
半年ほど前の話だ。当社で管理している募集物件が長く空室になっていて、ようやく申し込みが入ってきたが、自宅の建て替えの間の短期借り。家主さんは長期契約のお客さんを希望していたが、「このご時勢、空けたま -
紙上ブログ 不動産屋の独り言 賃貸現場の喜怒哀楽 534 上京女子大生の母とのメール サバけた性格に娘も安心
当社のお客様で数年前の春に部屋探しを担当した女子大生(Aさん)がいる。いわゆるお嬢様大学に進学したのだが、当人は気取ったところもなく、感じのいい素朴な娘さんだ。Aさんとは不思議なご縁があった。Aさんのお(続く) -
紙上ブログ 不動産屋の独り言 賃貸現場の喜怒哀楽 533 ハートのない家主にへきえき 限度を超え、管理を降りた
近所で管理を任されていた貸家が空くことになった。本音で言えば、その貸家の管理はしたくない。ある家主Aさんの紹介で仕方なく引き受けているが、その家主B氏の性格に問題があるためだ。もともとそこは貸家が2軒(続く) -
紙上ブログ 不動産屋の独り言 賃貸現場の喜怒哀楽 532 死期を迎えたお客様 利他の気持ちで役立ちたい
以前、『国分寺市の社会福祉協議会の温かさ』として書いた入居者の男性Fさんのその後。市の包括支援センターのYさんから電話があり、「現在入院中ですが、あと1週間ほどでお亡くなりになるかもしれません」とのこ(続く) -
紙上ブログ 不動産屋の独り言 531 賃貸現場の喜怒哀楽 手数料を出すか、出さないか 続編 約束は守られるべきだ
前回の続編。大手不動産会社が、うちの家主の売買取引に関して「手数料を払わない」と言いながら私にあれこれ依頼してきた一方、町場の小さな不動産会社は別件で当社のお客様に物件紹介や契約締結まで行った上で、