キーワード:日本不動産研究所 に関連する記事
-
公共的施設を核にまちづくりを進める地方部 新たな人流形成に挑む 一般財団法人日本不動産研究所 ニューノーマル最前線 不動産の〝変〟と〝不変〟 第14回 山形県西置賜地方
駅と市役所が一体化 山形県南西部、西置賜地方に位置する人口約2万6000人の長井市。市域東部を最上川が北流し、その西岸に市街地が形成され、市内には第三セクターの山形鉄道フラワー長井線が走り、市中心部に(続く) -
ICTの取り組みで注目を集める歴史のまち 新常態の追い風を受けて 一般財団法人日本不動産研究所 ニューノーマル最前線 不動産の〝変〟と〝不変〟 第13回 福島県会津若松市
福島県会津若松市。東京から直線距離で約200キロ、福島県西部に位置する面積382.99平方キロ、人口12万人弱のこのまちは、県内でも有数の知名度を誇る、言わずと知れた観光都市である。鶴ヶ城、白虎隊の悲劇、温泉(続く) -
リーマンショックとコロナショックの相違点 投資へのマイナスは限定的 一般財団法人日本不動産研究所 ニューノーマル最前線 不動産の〝変〟と〝不変〟 第12回 不動産取引市場
ニューノーマルという言葉は、03年頃にITバブル崩壊後のアメリカの状態を表現する際に初めて使われ、その後、08年の世界金融危機(リーマンショック)の後にも使われている。このように、世界的な経済危機の次のフェ(続く) -
深谷ねぎの産地で知られる渋沢栄一の故郷 労働・休暇・農業をひとつに 一般財団法人日本不動産研究所 ニューノーマル最前線 不動産の〝変〟と〝不変〟 第11回 埼玉県深谷市
「逆境の時にこそ力を尽くす」、これは現在放送中のNHK大河ドラマ「青天を衝け」の主人公であり、日本不動産研究所の初代会長・渋沢敬三の祖父に当たる渋沢栄一が、1923年に発生した関東大震災の(続く) -
コロナ対応が進む観光・リゾート地 活性化する中古物件・空き家市場 一般財団法人日本不動産研究所 ニューノーマル最前線 不動産の〝変〟と〝不変〟 第9回 栃木県・那須高原
那須高原(那須町)は、東京から約180キロ、東京と仙台のほぼ中間に位置する観光と農林業の町である。北西部には雄大な那須連山の主峰・茶臼岳(1915メートル)がそびえ、山麓地帯には舒明2年(西暦630年)開湯の歴史が(続く) -
300年続いた老舗旅館がリニューアル 衰退続く中心地の活性化へ 一般財団法人日本不動産研究所 ニューノーマル最前線 不動産の〝変〟と〝不変〟 第8回 群馬県前橋市
20(令和2)年12月12日、白井屋ホテルがリニューアルオープンした。白井屋ホテルは前橋市中心市街地に位置しており、前橋市の最高価格地「地価公示5-2」に隣接する。公示価格の推移は下表の通りで、1992(平成4)年の(続く) -
歴史的建造物が残る有数の繁華街 地元文化維持への支援を 一般財団法人日本不動産研究所 ニューノーマル最前線 不動産の〝変〟と〝不変〟 第7回 新潟市・古町
コロナ禍によるテレワークの浸透など、働き方に大きな変化が起きている。 新潟市ではこのような働き方の変化を受け、首都圏をはじめとする他県からの企業進出の受け皿を準備するため、市内中心部におけるサテ -
ブドウ栽培に適した扇状地 自然的要因が育んだ風景 一般財団法人日本不動産研究所 ニューノーマル最前線 不動産の〝変〟と〝不変〟 第6回 山梨県・峡東地域
甲州ワインは今や国際的なワインコンクールで受賞するなど世界が認めるワインへと発展し、数多くのワイナリーが集積する山梨県はワインの産地として世界的に認知されつつある。山梨県はブドウの生産量日本一を誇る -
オフィス賃料は3都市上昇 日本不動研国際指数 際立つソウル市場
日本不動産研究所が5月27日に公表した「国際不動産価格賃料指数」(21年4月現在)によると、調査対象の14都市のうち、オフィス賃料指数が前回調査(20年10月時点)から上昇したのはソウル、台北、ホ(続く) -
東京から好アクセスのリゾート地 変わる需要者、市場が活性化 一般財団法人日本不動産研究所 ニューノーマル最前線 不動産の〝変〟と〝不変〟 第5回 長野県軽井沢町
長野県の東端で群馬県境に位置する軽井沢(北佐久郡軽井沢町)は、浅間山の南東斜面の標高900~1000メートル地点に広がる高原の町である。古くから信濃と関東を結ぶ交通の要衝で、江戸時代には五街道の一つである中(続く) -
江戸・明治時代の景観を残す観光地 山あいを縫い、歴史を紡ぐ道 一般財団法人日本不動産研究所 ニューノーマル最前線 不動産の〝変〟と〝不変〟 第4回 長野県・木曽路
「木曽路はすべて山の中である」、これは島崎藤村の小説『夜明け前』の冒頭の一節である。木曽路とは、中山道の一部、長野県塩尻市贄川から岐阜県中津川市馬籠に至る区間を指し、木曽谷(木曽川上流にある木曽山脈 -
首都圏、東京に隣接する立地特性 減速した人流、過熱する物流 一般財団法人日本不動産研究所 ニューノーマル最前線 不動産の〝変〟と〝不変〟 第3回 千葉県
コロナ禍は、人々の生活様式の変化を通じて不動産のあり方にも様々な影響を与えている。コロナ対策のため、人の流れを抑制するための措置等が講じられた結果、飲食店等の店舗、人が集まる都心部、観光地など広域的 -
開発面積16万m2超の大規模再開発 近場のレジャーに期待感 一般財団法人日本不動産研究所 ニューノーマル最前線 不動産の〝変〟と〝不変〟 第2回 神奈川・遊園跡地
新型コロナウイルス蔓延(まんえん)によるニューノーマルの時代を迎えた今、リモートワークや在宅勤務の浸透により、個々の生活様式に大きな変化が起きている。余暇の過ごし方やレジャースタイルもコロナに感染しな -
商いの神髄を証明する創業120年の老舗 新常態でも望まれる〝本物〟 一般財団法人日本不動産研究所 ニューノーマル最前線 不動産の〝変〟と〝不変〟 第1回 東京・築地市場
に移転したが、現在も築地場外市場は一般の買い物客や観光客に支えられ持ちこたえてきた。しかし、今回のコロナ禍によって大きなダメージを受けている。 小売業や飲食業は人が店舗に来てくれなければ商売は成立 -
点検 不動産利活用 持続可能社会への取り組み 一般財団法人 日本不動産研究所 最終回 錦二丁目地区のエリアマネジメント活動 愛知県名古屋市 ヒトを連携させる「会所」
本稿で紹介する地区は、都心部に位置する名古屋市中区錦二丁目のうち、東西・南北約400メートル、四周を幹線道路に囲まれた16街区・約16ヘクタールの区域である。戦争でほとんどが焼け野原になった地域であるが、(続く) -
点検 不動産利活用 持続可能社会への取り組み 一般財団法人 日本不動産研究所 第49回 余剰な公共公益施設を活用する 静岡県伊豆市 利用用途を大きく転換
伊豆市は、伊豆半島の中央に位置し、南部は天城山系の山並みに囲まれ、西部は駿河湾に面し、中央部には狩野川が流れている。04(平成16)年に修善寺町、土肥町、天城湯ヶ島町、中伊豆町の4町合併で誕生した人口約3万(続く) -
点検 不動産利活用 持続可能社会への取り組み 一般財団法人 日本不動産研究所 第48回 地震に備え、防災・減災社会を目指す 静岡県浜松市 津波から街を守る防潮堤
11年3月11日は、我々日本人にとって決して忘れることのできない日として、今後も人々の記憶に残り続けるであろう。今年は東日本大震災からちょうど10年の節目の年になるが、今なおその余震も続いているため、決し(続く) -
点検 不動産利活用 持続可能社会への取り組み 一般財団法人 日本不動産研究所 第47回 歴史ある役場跡地に交流センターを整備 岐阜県岐阜市 住民の思いを利活用に引き継ぐ
岐阜市加納地区はJR岐阜駅の南方至近に位置する約1.5キロ四方の旧来より中山道加納宿の宿場町と加納城の城下町として栄えてきた地域である。加納宿は中山道六十九次のうち五十三番目の宿で、本陣、脇本陣を擁し、1(続く) -
点検 不動産利活用 持続可能社会への取り組み 一般財団法人 日本不動産研究所 第46回 新庁舎と共にグリーンインフラを整備 三重県いなべ市 放棄地をSDGsの拠点に
いなべ市は鈴鹿山脈の東方、三重県の最北端に位置し、岐阜県と滋賀県に接する人口約4.6万人の自然豊かな市である。03年12月に北勢町・員弁町・大安町・藤原町の4町が合併して誕生した。そんないなべ市で19年に県内(続く) -
点検 不動産利活用 持続可能社会への取り組み 一般財団法人 日本不動産研究所 第45回 企業城下町から持続可能なまちへ 大阪府門真市 中学校跡地を官民で再開発
門真市は大阪府の北東部、大阪市内から北東方へ10キロ圏内に位置する。大阪市、守口市、寝屋川市、大東市に隣接し、1963(昭和38)年8月1日、大阪府下27番目の市として誕生した。昭和30年代後半から高度経済成長の影(続く)