地域が変わるインバウンド 交流人口増加がもたらす恩恵 記事一覧
地域が変わるインバウンド 交流人口増加がもたらす恩恵
インバウンドとは、日本へ訪れる外国人旅行のことで、ここ数年で大幅に伸びているマーケットだ。13年12月に年間の訪日外国人が1000万人に達して以降も急増を続け、昨年は2400万人になった。政府の目標は20年には4000万人を掲げていて、不動産業界にもインバウンドの風が吹きつつある。
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地域が変わるインバウンド 交流人口増加がもたらす恩恵 111 ダークツーリズムという学ぶ観光(1) 広島のピースツーリズム
原爆体験を伝える 今年の4月25日、広島市の平和記念資料館・本館がリニューアルオープンした。直後のゴールデンウイークには、多くの観光客が訪れ、建物の外まで入場待ちとなり、多くの外国人旅行者も含まれていた(続く) -
地域が変わるインバウンド 交流人口増加がもたらす恩恵 110 連携が活性化のカギになる(6) 高山市発・ユダヤ人のための千畝ルート
宿泊者動向がヒント 杉原千畝(ちうね)に関連した観光ルートがあり、イスラエル人に人気だ。その状況を受け、16年7月、「杉原千畝ルート推進協議会」が設立された。さて、同協議会設立のきっかけをつくったのは(続く) -
地域が変わるインバウンド 交流人口増加がもたらす恩恵 109 連携が活性化のカギになる(5) 東北の地元紙が連携、樹氷を訴求
課題を議論する 東奥日報社、秋田魁新報社、岩手日報社、山形新聞社、河北新報社、福島民報社、福島民友新聞社の7つが集まった東北七新聞社協議会(任意団体)がある。 主に東京支局のスタッフが集まって活動して(続く) -
地域が変わるインバウンド 交流人口増加がもたらす恩恵 108 連携が活性化のカギになる(4) 強み弱みを相互に補完する北関東
組み合わせて勝つ 北関東エリアは、インバウンドに苦戦していたが、各地の強みと弱みを掛け合わせることで、注目度が高まっている。きっかけは10年3月の茨城空港の開港だ。そして北関東自動車道の開通も移動が便利(続く) -
地域が変わるインバウンド 交流人口増加がもたらす恩恵 107 連携が活性化のカギになる(3) 熊野古道でプロモーション連携
7年で57倍に急増 熊野古道巡礼の道を歩く外国人観光客が増えていると、田辺市熊野ツーリズムビューローの担当者。熊野古道のある和歌山県田辺市の外国人宿泊者数は、11年度には1217人だったが、18年度には6万98(続く) -
地域が変わるインバウンド 交流人口増加がもたらす恩恵 106 連携が活性化のカギになる(2) 中部地方「昇龍道」でプロモーション
知らないから行かない インバウンドで地方に来てもらうためには、知名度が大きな要因になる。例えば北海道が人気の理由として、「知っているから」というアンケート結果があるほどだ。逆に素晴らしい観光コンテン(続く) -
地域が変わるインバウンド 交流人口増加がもたらす恩恵 105 連携が活性化のカギになる(1) 全国に広がるDMOとは
08年からの新制度 最近全国で注目を集めている連携に、DMOがある。デスティネーション・マネージメント・オーガニゼーションの頭文字をとったもので、もともとは海外で始まった制度だが、観光庁が主導して08年(続く) -
地域が変わるインバウンド 交流人口増加がもたらす恩恵 104 MICEで大量集客を目指せ(4) 京都がユニークベニューで強み
歴史的資産を活用 MICE開催地決定の重要な訴求ポイントに「ユニークベニュー」がある。ユニークベニューとは、会議のレセプション等のために、博物館・美術館、神社仏閣、歴史的建造物のほか、庭園や商業施設、(続く) -
地域が変わるインバウンド 交流人口増加がもたらす恩恵 103 MICEで大量集客を目指せ(3) 札幌中心に北海道ブランドで盛り上げる
人気がビジネス渡航にも 「北海道」は、外国人旅行者に人気のエリアだ。そのまま「インセンティブツアー」についても同じことがいえる。インセンティブツアーとは、企業で頑張ったスタッフや協力企業に対し、報奨(続く) -
地域が変わるインバウンド 交流人口増加がもたらす恩恵 101 MICEで大量集客を目指せ グローバルMICE12都市を国が支援
ビジネス需要に注目 インバウンドには、観光目的で海外から来るだけではなく、ビジネスに絡めた需要もある。そのことを業界では、MICEと言い、意味は、Mが企業等の会議(Meeting)、Iが企業等の行う報奨・研修旅行(I(続く) -
地域が変わるインバウンド 交流人口増加がもたらす恩恵 100 まちやどが地域を変える(6) 香川の住宅街が温泉のあるまち宿に
温泉を堀り当てた 以前の記事で、「まちやど協会」の宮崎氏が、東京の谷中で自身が手掛けた「hanare」を設計するときに、全国の事例を研究されたと書いたが、今回の仏生山(ぶっしょうざん)温泉は、その一つ。建(続く) -
地域が変わるインバウンド 交流人口増加がもたらす恩恵 (99) まちやどが地域を変える(5) リノベで北九州を体験する宿づくり
リノベーションを学ぶ 前回紹介した池袋近くのまち宿「シーナと一平」は、リノベーションスクールから始まっていると説明したが、そのリノベーションスクールについて、少し紹介しよう。 それは、(株)リノ(続く) -
地域が変わるインバウンド 交流人口増加がもたらす恩恵 (98) まちやどが地域を変える(4) 低迷する豊島区商店街盛り上げる
商店街の店を改装 池袋駅から西武線で一駅の椎名町で下車し、商店街を5分ほど歩くと、その宿「シーナと一平」にたどり着く。元とんかつ屋の店舗兼住まいが、宿とコモンスペースのある空間に再生されている。豊(続く) -
地域が変わるインバウンド 交流人口増加がもたらす恩恵 (97) まちやどが地域を変える(3) 富山県南砺市、木彫り職人体験
不便な場所だが 前回紹介した日本まちやど協会の宮崎氏に、同協会に加盟していて、外国人に人気でユニークな宿をうかがうと、真っ先に挙がったのが、富山県の南砺市にある「BED&CRAFT(ベッド・アンド・クラ(続く) -
地域が変わるインバウンド 交流人口増加がもたらす恩恵 (96) まちやどが地域を変える(2) 東京・千駄木の古民家宿、誕生ストーリー
萩荘の思い出が原点 まちやど協会の代表理事である宮崎晃吉氏(HAGI STUDIO代表取締役)は、本業は建築家で、更に最近では拠点である東京の千駄木界隈で古民家のまち宿や古民家カフェの運営まで携わっている。古(続く) -
地域が変わるインバウンド 交流人口増加がもたらす恩恵 (95) まちやどが地域を変える(1) まちやど協会設立、コンセプトを共有
交流が旅の目的 旅行のスタイルが変わりつつある。一昨年前、デンマークのコペンハーゲンでは観光振興のコンセプトを、エンド・オブ・ツーリズムと掲げ、これまでの観光だけの時代は終わると宣言をしたのだ。つま(続く) -
地域が変わるインバウンド 交流人口増加がもたらす恩恵 (94) 島国だから海にも観光資源(3) 長崎県五島列島で田舎体験
離島が蘇ってきた 長崎県の小値賀島は過疎高齢化が進んでいるが、「離島」という不利な点を「田舎暮らし」という利点に変え、国内外の修学旅行生や観光客をもてなしてきた。その推進の立役者は、島に移住してき(続く) -
地域が変わるインバウンド 交流人口増加がもたらす恩恵 (93) 島国だから海にも観光資源 熊本県八代市にクルーズ船
福岡が一大拠点 日本は島国であるが故に海外から訪日する際には、飛行機または船を利用しなければならない。中でも注目されているのが、クルーズ船だ。乗員乗客合わせて5000名を超える大型船も頻繁に来日してい(続く) -
地域が変わるインバウンド 交流人口増加がもたらす恩恵 (92) 島国だから海にも観光資源 伊勢の海女さんがおもてなし
海女さんに元気をもらう 三重県鳥羽市の海女さん見学をする外国人観光客が増えている。海女小屋「はちまんかまど」によると、一番多いのは香港からで、次いで台湾、マレーシアとアジアからの旅行者が続く。関西(続く) -
地域が変わるインバウンド 交流人口増加がもたらす恩恵 (91) どんな地域にも魅力は眠っている(3) 大間のマグロ漁が見学ツアーに
海外の知名度が高い 全国的に知名度の高い大間マグロ。台湾や中国の一部など海外でも知られている。大間ではマグロをインバウンド誘客につなげようと「大間マグロ一本釣り漁ウォッチングツアー」が生まれている(続く)