地域が変わるインバウンド 交流人口増加がもたらす恩恵 記事一覧
地域が変わるインバウンド 交流人口増加がもたらす恩恵
インバウンドとは、日本へ訪れる外国人旅行のことで、ここ数年で大幅に伸びているマーケットだ。13年12月に年間の訪日外国人が1000万人に達して以降も急増を続け、昨年は2400万人になった。政府の目標は20年には4000万人を掲げていて、不動産業界にもインバウンドの風が吹きつつある。
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地域が変わるインバウンド 交流人口増加がもたらす恩恵 シリーズ民泊・簡易宿所がもたらすインパクト(6) 瀬戸内の景観目当てに外国人が寄り道
無名の観光地に外国人 香川県の西の端にある三豊市を訪ねた。美しい瀬戸内が目の前に広がっているほかは、メジャーな観光資源がないエリアだ。たまたま知り合いの建築家が手掛けた宿がそこに昨年誕生し、それがな(続く) -
地域が変わるインバウンド 交流人口増加がもたらす恩恵 シリーズ民泊・簡易宿所がもたらすインパクト(5) V字回復中の木更津~簡宿が大盛況
民泊ブームが後押し 木更津市で、自宅を改装して簡易宿所にされた方を訪ねた。その宿のオーナーさんは、木更津愛に溢れている。木更津の景気はV字回復が始まっていて、これからが楽しみだと胸を張る。宿は、住まい(続く) -
地域が変わるインバウンド 交流人口増加がもたらす恩恵 シリーズ民泊・簡易宿所がもたらすインパクト(4) 民泊を知り宿屋業に目覚め~うつ病を克服
空き部屋が宿になる 「最後に残ったのが、ローンを組んで購入した自宅だけだった」。そう話す宋華さん(34歳)は、この事業を始める前、ゲーム関連の仕事をしていたが、うつ病を患い、働けない状況に追い込まれた。(続く) -
地域が変わるインバウンド 交流人口増加がもたらす恩恵 シリーズ民泊・簡易宿所がもたらすインパクト(3) 阿波踊り民泊で満足度と客単価上げる
一極集中は儲からない? 徳島県で毎年夏に開催される「阿波踊り」に、今年から民泊を絡めた取り組みを徳島市が始めた。 「踊る阿呆に、見る阿呆…」と阿波踊りは全国区のお祭りとして知名度が高い。毎年、市外から(続く) -
地域が変わるインバウンド 交流人口増加がもたらす恩恵 シリーズ民泊・簡易宿所がもたらすインパクト(2) 大阪に民泊ホテルが誕生~地域活性に貢献
空き家がホテルに 大阪市内に空き家をホテルにした民泊施設「SEKAI HOTEL(セカイホテル)」が17年6月に誕生した。施設は、駅から徒歩3分の場所にある空き家をホテルのフロントに使い、フロントから鍵を持って各客(続く) -
地域が変わるインバウンド 交流人口増加がもたらす恩恵 シリーズ民泊・簡易宿所がもたらすインパクト(1) 民泊新法で業界に地殻変動か
本来は交流のため 民泊の法整備によって、新規参入の動きが加速している。 私がAirbnb(エアービーアンドビー)という民泊のマッチングサイトに注目したのは、14年のことで、友人がたまたま自宅を貸し出して(続く) -
地域が変わるインバウンド 交流人口増加がもたらす恩恵 シリーズ日本の田舎を外国人旅行者が再発見(4) 四国はアジア最後の秘境!?
外国人が5倍増加 徳島県の三好市奥祖谷地区を訪ねた。細い山道をレンタカーで走っていると、手を振ってヒッチハイクをする外国人がいた。車を止めて山奥の祖谷地区から麓の大歩危駅まで送ってあげることに。聞くと(続く) -
地域が変わるインバウンド 交流人口増加がもたらす恩恵(20) シリーズ日本の田舎を外国人旅行者が再発見(3) 中国富裕層が奥会津の鉄橋写真を撮る
写真が決め手 中国人旅行者が微博(ウェイボー)というミニブログに、写真を撮っては次々とアップをしていく。多くの中国人が利用をしていて、掲載した写真が注目されるのが彼らの喜びとなっている。 そんな(続く) -
地域が変わるインバウンド 交流人口増加がもたらす恩恵 (19) シリーズ日本の田舎を外国人旅行者が再発見(2) 台湾学生が秋田県で農家民宿
国内需要への危機感 少子化の流れは、教育旅行にも変化を与え、日本人だけではなく、海外からも受け入れている地域がある。 その中で、いち早く外国人の受け入れを始めたのが秋田県仙北市で、田沢湖や角館の武家(続く) -
地域が変わるインバウンド 交流人口増加がもたらす恩恵 (18) シリーズ日本の田舎を外国人旅行者が再発見(1) 九州の〝田舎歩き〟に韓国人が注目
田舎散策がブームに 田舎の素朴な景色を求めて、九州各地に韓国人旅行者がやって来る。彼らは、もちろん、阿蘇など有名な観光地は既に訪ねていて、最近では、その近郊にも素晴らしい自然があることを知り、地元の(続く) -
地域が変わるインバウンド 交流人口増加がもたらす恩恵 (17) シリーズ趣味に特化、ピンポイントでやってくる(5) 岐阜県多治見陶芸目的でマンスリー滞在
外国人が修行する 岐阜県多治見市では、空きスペースだったところを活用して、外国人がマンスリー滞在の宿泊施設として利用できるようにしている。更に、今年中には他の空き部屋も借りて、同じように活用していく(続く) -
地域が変わるインバウンド 交流人口増加がもたらす恩恵 シリーズ趣味に特化、ピンポイントでやってくる(4) 外国人は忍者好き 伊賀で免許皆伝 (16)
忍者の衣装で町を闊歩 赤い忍者の格好をした20名を超える軍団が、電車を降りて町を歩く。顔をよく見ると外国人ばかり。 これは、伊賀上野で時々見られる光景だ。14年からスタートした外国人向けの忍者ツア(続く) -
地域が変わるインバウンド 交流人口増加がもたらす恩恵 (15) シリーズ趣味に特化、ピンポイントでやってくる(3) 広島・廿日市の商店街が「けん玉ストリート」に
けん玉商店街が誕生 広島県の廿日市市は、厳島神社を目的に多くの外国人がやってくる。原爆ドームを見学した後、市電で向かうのがお約束のコースだ。 ところで、その途中に廿日市駅があり、そこの小さな商店街に(続く) -
地域が変わるインバウンド 交流人口増加がもたらす恩恵 (14) シリーズ趣味に特化、ピンポイントでやってくる(2) 豪雪の妙高外国人スキー客で変化
妙高が10年で変貌 妙高にスキー目的の外国人観光客が増えている。 妙高観光協会によると、訪日外客数は着実に伸びている。06年度のオーストラリア人受け入れが97人で延べ344泊から始まり、10年度が1075人で延べ7(続く) -
地域が変わるインバウンド 交流人口増加がもたらす恩恵 (13) シリーズ趣味に特化、ピンポイントでやってくる(1) 鯉の里~新潟県小千谷市に富裕層が
鯉の産地に注目 新潟県小千谷市に多くの外国人が訪れるという。 小千谷市は、長岡市と並んで、錦鯉発祥の地だ。江戸時代に、食用のコイの突然変異種として生まれ、品種改良が始まったとされる。現在は御三家とい(続く) -
地域が変わるインバウンド 交流人口増加がもたらす恩恵 (12) シリーズ「外国人宿、ゲストハウス出現のインパクト」(4) ゲストハウスのラウンジが地域を結ぶ
変貌する蔵前に外国人 東京の下町、蔵前に外国人に人気のゲストハウス「Nui(ヌイ).HOSTEL&BAR LOUNGE」がある。オープンは、12年9月で、今ではすっかり地域の交流の場になっている。 1階のカフェ・バーラウンジ(続く) -
地域が変わるインバウンド 交流人口増加がもたらす恩恵 (11) シリーズ「外国人宿、ゲストハウス出現のインパクト」(3) 初期投資を抑える~外観より地域の魅力
下町が集積地に 東京都内にゲストハウスが増えている。立地の傾向を見ると圧倒的に東側の下町エリアだ。全国展開しているカオサンゲストハウスは、都内に7店舗を構え、浅草や両国などすべて下町に建つ。代表の(続く) -
地域が変わるインバウンド 交流人口増加がもたらす恩恵 (10) シリーズ「外国人宿、ゲストハウス出現のインパクト」(2) 普段の街並みを見てもらう~山口県萩
地域に愛されてこそ 前回のコラムで紹介したゲストハウス品川宿には、全国から修行でやってくる若者が多いそうだ。ここで修行して、自分の故郷に帰り、そのノウハウを生かしてゲストハウスを始めるという。 代表(続く) -
地域が変わるインバウンド 交流人口増加がもたらす恩恵 (9) シリーズ「外国人宿、ゲストハウス出現のインパクト」(1) 普通の商店街こそ外国人が好む~品川
商店街を楽しむ外国人客 品川駅から、京浜急行で一つ目の駅、北品川に外国人に人気のゲストハウスがある。羽田空港からのアクセスが良く、駅にも近い。更に周辺の商店街の存在も、宿の魅力を引き上げている。 と(続く) -
地域が変わるインバウンド 交流人口増加がもたらす恩恵 (8) シリーズ「古民家は外国人に魅力的な建物」(4) 古民家再生の銀行融資が佐原で
消費額アップの切札 千葉県の佐原(香取市)は、江戸時代のたたずまいが残り、近年は東京など都心からの日帰り観光地としても有名だ。成功はしているものの、実は課題も多い。古民家では、空き家が増え、建物を維(続く)