地域が変わるインバウンド 交流人口増加がもたらす恩恵 記事一覧
地域が変わるインバウンド 交流人口増加がもたらす恩恵
インバウンドとは、日本へ訪れる外国人旅行のことで、ここ数年で大幅に伸びているマーケットだ。13年12月に年間の訪日外国人が1000万人に達して以降も急増を続け、昨年は2400万人になった。政府の目標は20年には4000万人を掲げていて、不動産業界にもインバウンドの風が吹きつつある。
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地域が変わるインバウンド 交流人口増加がもたらす恩恵 (90) どんな地域にも魅力は眠っている(2) 熱海のV字回復は、自信を持つことから
Uターンの若手が行動 最近の熱海は注目度が高まっていて、ホテル等に大きな投資も始まっている。かつては、〝終わった街〟とも言われるほど、ホテルは次々と撤退して廃墟化。シャッターが閉まったままの通りも増え(続く) -
地域が変わるインバウンド 交流人口増加がもたらす恩恵 (89) どんな地域にも魅力は眠っている(1) 飯能市の里山体験が人気
世界中から視察に 飯能市の里山のエコツアー観光が注目されている。埼玉県西部にあり、都心から西武鉄道を利用して40分ほどで着く。小高い丘が連なり、ちょうど平野部と山間部のつなぎ目に位置する地域だ。(続く) -
地域が変わるインバウンド 交流人口増加がもたらす恩恵 (88) 日本の歴史を軸に外国人を誘客しよう(3) 鹿沼の屋台祭りを知ってもらうことから
地元の文化に誇り 栃木県鹿沼市が、インバウンドに力を入れ始めている。16年にユネスコ無形文化遺産に選ばれたことが弾みになっているようだと地元の関係者。 そのユネスコ無形遺産とは、国内18府県33件の(続く) -
地域が変わるインバウンド 交流人口増加がもたらす恩恵 (87) 歴史を軸に外国人を誘客しよう(2) 宮崎県・高千穂 神話がテーマの旅で宿泊増
雲海で注目度アップ あるホテル予約サイトによると、外国人旅行者の宿泊が、ここ数年伸び率が高いのは、宮崎県だそうだ。特に「高千穂・延岡・日向・高鍋」エリアが伸びている。秋にその傾向が顕著で、「秋は国見(続く) -
地域が変わるインバウンド 交流人口増加がもたらす恩恵 (86) 歴史を軸に外国人を誘客しよう(1) 奈良の魅力は「日本の始まり」
観光消費が上がらない 観光庁が発表した「訪日外国人消費動向調査(16年)」で、外国人観光客が滞在先でどれだけのお金を使うかを示す「旅行消費単価」を見ると、奈良県は平均4527円で、なんと全国最下位。一方、16(続く) -
地域が変わるインバウンド 交流人口増加がもたらす恩恵 (85) 和風庭園への注目が海外で高まっている(3) 世界の盆栽ファンがさいたま市へ
盆栽博物館に外国人客 さいたま市に「大宮盆栽博物館」があり、外国人客が増えている。同館には年間7万人の来館者があるが、そのうち約5000人が外国人だという。国籍でみると、アメリカやオーストラリア、フラ(続く) -
地域が変わるインバウンド 交流人口増加がもたらす恩恵 (84) 和風庭園への注目が海外で高まっている(2) 葛飾・柴又の山本亭庭園に世界の目が
ポスト寅さん映画 今年の1月後半に、東京・葛飾区の柴又に行く用事があり、帝釈天に向かう参道は、参拝者で混雑して、鰻屋さんはどこも満席だった。そのほとんどが年配の方々で、年代的には、寅さん映画をリア(続く) -
地域が変わるインバウンド 交流人口増加がもたらす恩恵 (83) 和風庭園への注目が海外で高まっている(1) 不動の人気を誇る島根の足立美術館
10年で驚異の増加 日本庭園は、日本オリジナルなコンテンツだ。それが、外国人旅行者からも注目されていて、島根県の安来(やすぎ)市にある足立美術館では、外国人観光客の受け入れ数を伸ばしている。09年が5767(続く) -
地域が変わるインバウンド 交流人口増加がもたらす恩恵 (81) ラグビーワールドカップがやって来る(1) 袋井市でモニター宿泊実施
長期の高いニーズ 16年前のこと、ラグビーワールドカップのオーストラリア大会期間中、ちょうど別件で現地に出張していた。泊まったホテルには、イングランドを応援するため、定年退職したぐらいの初老の男性たち1(続く) -
地域が変わるインバウンド 交流人口増加がもたらす恩恵 (79) 自然災害の教訓を生かそう(2) 北海道の風評被害を吹き飛ばす
東日本大震災の教訓 18年は自然災害が多かった年だが、インバウンド向けには東日本大震災の教訓が生かされている点があった。それは、風評被害対策だ。被災地に遠慮するあまり、全く問題ない近隣のエリアが黙っ(続く) -
地域が変わるインバウンド 交流人口増加がもたらす恩恵 (78) 自然災害の教訓を生かそう(1) ブラックセプテンバー 北海道で電源喪失
災害が影響した9月 18年は、訪日外国人観光客数が、ついに3000万人の大台に乗ったとJNTO(日本政府観光局)が発表した。目標の数値には到達したものの、実は18年9月の訪日外客数は、17年9月の2288万人を12万人下(続く) -
地域が変わるインバウンド 交流人口増加がもたらす恩恵 (77) 温泉は体験したいことの上位だ(5) 映像など先進的な大分県
オンパク発祥の地 大分県は、〝温泉県〟と名乗る通り、別府市、由布市、九重町など16市町村で温泉が湧出し、17年3月末における源泉総数は4385カ所、湧出量は2万80331リットル/分で、ともに全国第1位だ。 (続く) -
地域が変わるインバウンド 交流人口増加がもたらす恩恵 (76) 温泉は体験したいことの上位だ(4) 秋田・仙北市は「温泉と健康」をテーマに
外国人も湯治宿に 仙北市の乳頭温泉郷「鶴の湯」は、江戸時代に秋田・佐竹藩の藩主が湯治で訪れた場所だ。ここには、警護の武士が詰めていた茅葺き屋根の長屋が残っていて、今なお「本陣」と呼ばれ、当時の雰囲(続く) -
地域が変わるインバウンド 交流人口増加がもたらす恩恵 (75) 温泉は体験したいことの上位だ(3) 桜島の火山観光を外国人が下支え
都市から至近の活火山 外国人旅行者は、噴煙を上げる活火山の桜島が、市街地から目の前にあることに驚く。世界的にも、これほど都市部に近い活火山は珍しいだろう。だから桜島の魅力は、市街地から手軽に活火山(続く) -
地域が変わるインバウンド 交流人口増加がもたらす恩恵 (74) 温泉は体験したいことの上位だ(2) 情緒ある温泉街に45倍の外国人
6年で45倍増! 全国の温泉街で、インバウンド誘客において短期間で成功したと言われているのが、兵庫県の日本海側にある城崎温泉だ。古風な温泉宿が連なり、浴衣を着て外湯を楽しむ。情緒あふれる光景が、外国人(続く) -
地域が変わるインバウンド 交流人口増加がもたらす恩恵 (73) 温泉は体験したいことの上位だ(1) 松山~アートで温泉街の認知度向上
四国が注目されてきた 四国の愛媛県松山市にある道後温泉。ここに外国人旅行者が増えているという。 増加の背景には、松山空港への関空や成田からのLCCの就航、高松空港便の台湾路線の増加、広島に香港のL(続く) -
地域が変わるインバウンド 交流人口増加がもたらす恩恵 (72) 日本の「お城」はエキゾチックだ(4) 小田原城の忍者風魔が集客
外国人率が上昇中 箱根は、外国人旅行者には東京近郊では、最大の人気温泉地だ。しかし、小田原は素通りされてしまうことが多く、その打開策に向けた取り組みが小田原城の国際化だった。小田原城に入場する外国(続く) -
地域が変わるインバウンド 交流人口増加がもたらす恩恵 (71) 日本の城はエキゾチックだ(3) 日南市、武家屋敷を高級宿に
1日1組の高級宿 宮崎県日南市には、飫肥(おび)城の城下町があり、当時の武士と商人の住まいが今なお多く残り、重要伝統的建造物群保存地区として選定されている。情緒ある雰囲気だ。 そこに伝統的な日本家(続く) -
地域が変わるインバウンド 交流人口増加がもたらす恩恵 (70) 日本の城はエキゾチックだ(2) 名古屋城は再建と武将隊で話題
木造への改修計画 名古屋では、名古屋城天守閣を木造に再建するプランが進行中だ。武将の聖地としてのブランディングを進めているのも要因の一つだろう。 総事業費は約470億~500億円で、完成は、東京五輪(続く) -
地域が変わるインバウンド 交流人口増加がもたらす恩恵 (69) 日本の城はエキゾチックだ(1) 外国人が大分・杵築の城下町を着物で歩く
着物が似合う 大分県の杵築市は、国東半島にある城下町だ。石畳の坂道、武家屋敷、海に突き出た本丸など、江戸時代にタイムスリップしたような魅力がある。ところが、5年前に立ち寄った際には、旅行者が少なく(続く)