地域が変わるインバウンド 交流人口増加がもたらす恩恵 記事一覧
地域が変わるインバウンド 交流人口増加がもたらす恩恵
インバウンドとは、日本へ訪れる外国人旅行のことで、ここ数年で大幅に伸びているマーケットだ。13年12月に年間の訪日外国人が1000万人に達して以降も急増を続け、昨年は2400万人になった。政府の目標は20年には4000万人を掲げていて、不動産業界にもインバウンドの風が吹きつつある。
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地域が変わるインバウンド 交流人口増加がもたらす恩恵 (68) 外国人材が地域に新風を起こす(5) みなかみの自然を生かしたキャニオニング
アウトドアのプロ キャニオニングというアウトドアスポーツがある。沢登りとは逆に渓谷を下っていくアクティビティで、滝を滑り落ちたり、滝つぼに飛び降りたりするスリリングな遊びだ。けが防止のため、インス(続く) -
地域が変わるインバウンド 交流人口増加がもたらす恩恵 (67) 外国人材が地域に新風を起こす(4) 地域おこし協力隊員として長野へ
外国籍の協力隊員 長野県の最南端の村の一つに売木村がある。人口わずか600人の小さな村だ。ここに、地域おこし協力隊員として五月女・ニーザー・アレックスさんが17年春に移住してきて、インバウンドの取り組(続く) -
地域が変わるインバウンド 交流人口増加がもたらす恩恵 (66) 外国人材が地域に新風を起こす(3) 温泉街と旅館に魅せられ、後継者に
青い目の旦那が登場 タイラー氏と初めての出会いは、11年の東日本大震災の数か月後。風評被害による観光客の激減で長野県の宿業界が、インバウンド業界関係者を招いた商談会を松本で開催した際に、彼が司会進行(続く) -
地域が変わるインバウンド 交流人口増加がもたらす恩恵 (65) 外国人材が地域に新風を起こす(2) 古民家の価値を見出した米国人
四国の秘境を紹介 世界へ古民家宿を紹介した先駆けは、東洋文化研究者のアメリカ人アレックス・カー氏という人だ。同氏は古民家ステイをいくつもプロデュースし、外国人旅行者が訪れるようになった実績がある。(続く) -
地域が変わるインバウンド 交流人口増加がもたらす恩恵 (64) 外国人材が地域に新風を起こす(1) ニセコが通年で楽しめる
バブル崩壊から反転 最初に紹介したいのが、インバウンドで活躍する外国人の先駆者ともいわれ、北海道のニセコを世界のスキーリゾートになる礎を担った人物だ。ニセコは90年代初頭のバブル崩壊後は閑散となり、(続く) -
地域が変わるインバウンド 交流人口増加がもたらす恩恵 (63) 海外からロケ地の舞台を目指して(4) 佐賀 満足度向上でタイ人客を誘致
佐賀は人気急上昇 ここ最近の佐賀県は、映画やドラマをきっかけに、タイからの観光客が急速に増えている。 佐賀県の外国人宿泊客数は12年以前には4万人前後で推移していたところ、14年には約9万人と前年比(続く) -
地域が変わるインバウンド 交流人口増加がもたらす恩恵 (62) 海外からロケ地の舞台を目指して(3) 長崎がタイのホラー映画で知名度向上
効果は瞬間的か 前回の記事では、09年10~12月に放映された韓流のアクションドラマ「アイリス」がヒットして、その舞台となった秋田県を訪れる韓国人観光客が急増した内容だった。しかし、テレビや映画の効果は(続く) -
地域が変わるインバウンド 交流人口増加がもたらす恩恵(61) 海外からロケ地の舞台を目指して(2) 〝元祖ロケ地観光〟秋田のその後
韓国で視聴率39.9% ロケ地観光は、そう簡単にはいかないのが現実だ。仮に映画やドラマがラッキーにヒットしたとしても、継続的に人気が続くとは限らない。秋田県は〝ロケ地観光のパイオニア〟だが、残念ながら(続く) -
地域が変わるインバウンド 交流人口増加がもたらす恩恵(60) 海外からロケ地の舞台を目指して(1) 中国映画で北海道の人気急上昇
伸びる中国人需要 北海道は中国人にとって特に人気の観光地だ。08年12月に北海道を舞台とした中国映画が上映されたのがきっかけで、当初はロケ地である北海道東部の釧路市や厚岸町(あっけしちょう)、弟子屈町((続く) -
地域が変わるインバウンド 交流人口増加がもたらす恩恵(59) マンガ・アニメが訪日旅行のきっかけに(3) 名古屋コスプレサミット、海外でも人気
コスプレ人口増加中 日本のアニメが海外でも人気が高く、それに付随するコスプレイベントも盛り上がっている。衣装を各自で作り、登場人物になりきって写真撮影をする。同じキャラクターであっても、作る人によ(続く) -
地域が変わるインバウンド 交流人口増加がもたらす恩恵(58) マンガ・アニメが訪日旅行のきっかけに(2) 『ちはやふる』で近江神宮が人気
近江神宮が聖地 滋賀県の近江神宮を訪れる外国人が増えている。かるたの聖地だからだ。ここでは毎夏「全国高等学校小倉百人一首かるた選手権大会」が開催され、近年はアメリカ人が出場するほどにもなっている。(続く) -
地域が変わるインバウンド 交流人口増加がもたらす恩恵(57) 鳥取県・北栄町『コナン』ツアーで人気 マンガ・アニメが訪日旅行のきっかけに(1)
『コナン』の世界観で 通称「コナン駅」として親しまれている由良駅は、鳥取県の北栄町にある。県中部に位置する、日本海に面した小さな町だ。そこに数年前、外国人旅行者が訪れ、首に『コナン』のツアーブック(続く) -
地域が変わるインバウンド 交流人口増加がもたらす恩恵(56) 「空港」を地域の宝に育てよう(4) 北九州空港で国際線が増えたのは
福岡県の2つの空港 福岡県には博多駅の近くに福岡空港がある。国内線、国際線ともに便数が多く、名実ともに九州を代表する空港だ。 その一方で同県北九州市小倉にはもう一つの国際空港、北九州空港がある(続く) -
地域が変わるインバウンド 交流人口増加がもたらす恩恵(55) 「空港」を地域の宝に育てよう(3) 仙台空港が民間の活力で変化
利便性を優先 11年前に開通した仙台空港から仙台駅までのJR直結のアクセス線は、仙台駅間の移動をスムーズにさせた。 その一方で観光地と空港の直通バス便を減らすことにもなり、旅行者からは、仙台の市街(続く) -
地域が変わるインバウンド 交流人口増加がもたらす恩恵(54) 「空港」を地域の宝に育てよう(2) 成田から近隣へのトランジットツアーが人気
成田空港の近隣を紹介 成田空港では、近隣の行政などを巻き込んだユニークな取り組みがある。トランジット旅客向けの半日ガイドコースで、現在5つのコースが稼働している。まず、全行程においてボランティアガ(続く) -
地域が変わるインバウンド 交流人口増加がもたらす恩恵(53) 「空港」を地域の宝に育てよう(1) 関空・地域の連携で訪日客の立ち寄り地点に
関空利用の大躍進 関西国際空港の外国人旅行者の利用数が伸び続けている。昨年の総利用者数は2798万人で、3年連続で過去最高を更新。このうち外国人利用者数が前年比18%増の1432万人。12年は382万人だったのが(続く) -
地域が変わるインバウンド 交流人口増加がもたらす恩恵(52) シリーズ 新しい金融手法で地域を盛り上げる(4) 葉山の蔵を宿に。投資型クラウドFの成功
わずか1日で達成 葉山の中心地である元町エリアと呼ばれる地域には、スターバックスが、その近くには古い蔵がある。もともと蔵は商家のもので、通り側の店が更地になったため、ポツンと取り残されたようにたた(続く) -
地域が変わるインバウンド 交流人口増加がもたらす恩恵(51) シリーズ新しい金融手法で地域を盛り上げる(3) 複合的な資金調達で旧小学校を活用
木造校舎の交流施設 和歌山県田辺市に廃校の木造校舎を活用した交流施設があり、地元の農家と都市部の人々、更には外国人も交流を楽しんでいる。「秋津野ガルテン」という施設だ。「ガルテン」とはドイツ語で「(続く) -
地域が変わるインバウンド 交流人口増加がもたらす恩恵(50) シリーズ新しい金融手法で地域を盛り上げる(2) 島原市民の出資で新組織がスタート
新たな観光団体の設立 長崎県島原市では、市民による出資で、株式会社化した観光協会が16年9月に立ち上がっている。それも小口の出資で2000万円も集まったのだ。もともと市内には、観光団体である「島原温泉観(続く) -
地域が変わるインバウンド 交流人口増加がもたらす恩恵(49) シリーズ新しい金融手法で地域を盛り上げる(1) 京都町家へ投資型クラウドファンディング
増加する町家の宿 外国人旅行者に人気の伝統が残る京都の町家、それをリノベーションして宿にする。 ところが、新しく宿を開業しようとすれば、初期投資が掛かり、京都のような人気観光地となればそれなりに(続く)