記者おすすめ 今宵も一献 記事一覧
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居場所をもとめ 今宵も一献 「新橋やきとん」(京橋店) (70) 〈東京・京橋〉 都心の小路に佇む
やきとんの店というと、やたらに混んでいて簡易なテーブルに丸椅子のイメージだがここは違う。居酒屋チェーンの駒忠が入っていた時の造作をそのまま使っているので、テーブル席もカウンターも厚みがあってしっくり(続く) -
居場所をもとめ 今宵も一献 炙りや「高本」 〈東京・神谷町〉 69 梅雨時に行きたくなる
梅雨時は駅ビル地下にある居酒屋が便利である。ただし、地下が大商店街になっているようなところはピカピカしているだけで落ち着かない。ここは、「虎ノ門40MTビル」の地下だが、東京メトロ日比谷線神谷町駅から虎(続く) -
居場所をもとめ 今宵も一献 回転寿司「日向丸」 68 〈東京・水道橋〉 巨人ファンもやってくる
回転寿司と聞くと落ち着いて呑めないというイメージがあるが、ここならその心配は無用だ。JR水道橋駅の飯田橋寄りの改札口を出て左に曲がるとすぐ左手にある。ただ、入り口はビルの1階奥で目立たない。夜9時を回る(続く) -
居場所をもとめ 今宵も一献 67 ひものばー「とちあずま」 〈東京・西新井〉 相撲ファンならずとも必見
3回の優勝経験がある元大関栃東(現玉ノ井親方)のお兄さんが経営している店。関東厄除三大師の一つ「西新井大師」の門前にある。同じ門前町の商店街に本社があり足立区を地盤に60年以上不動産業を営んでいる北澤商(続く) -
居場所をもとめ 今宵も一献 (65) 居酒屋「のぶさん」 〈東京・四谷〉 ビールとハイボールが格安
ここは常連だけが集うディープな店でもなく、意匠などに趣向を凝らした高級店でもない。どちらかといえば、軽~い感じの大衆店である。といって、居酒屋チェーン店にありがちな軽薄さは微塵もない。そうした雰囲気(続く) -
居場所をもとめ 今宵も一献 65 炭火焼「花み鳥」 〈東京・中野坂上〉 〝創作〟の名に恥じぬ味
中野坂上は盛り場としては新宿でもなく中野でもなく中途半端な印象がある。なかなか出向くことはないが先日仕事帰りに立ち寄った。今は亡き義理の叔父・叔母が下宿屋を「宝仙寺」の裏のほうで経営していた懐かしさ(続く) -
居場所をもとめ今宵も一献 中華「あづま軒」〈東京・人形町〉 (64) 家族経営という〝味〟
日本人家族が経営する中華屋さん。地元ではよく知られた老舗だ。ただ、15年10月にリニューアルしたので店は新しい。ここが気に入っている理由は明らかで1階フロア担当の若女将の感じがいい。もちろん美人でもある(続く) -
居場所をもとめ 今宵も一献 炭火焼鳥「鳥喜」 〈東京・小岩〉 (63) 1周年迎えた焼き鳥の名店
学生の時、訳あって安アパートの一室に住んだことがある。それがここ小岩だ。わずか半年足らずの期間だったがどこか懐かしく今でも時折足を向ける。地元の肉屋さんが2階を改装して1年ほど前にオープンした。1階は(続く) -
居場所をもとめ 今宵も一献 地鶏亭「鳥ごや」 〈市川市本中山〉 (62) 千葉を観光立県に
千葉県議会議員の西尾憲一氏は千葉県が観光立県になるための施策として船橋漁港に飲食店街「フィッシャーマンズワーフ」を建設する構想を推奨している。同氏は他にも、三番瀬や谷津干潟、大本山中山法華経寺とその(続く) -
居場所をもとめ 今宵も一献 焼き肉「すぅ-さん」 〈東京・日本橋本町〉 (61) 「日本橋魚河岸」を偲ぶ街
築地市場の前身は、日本橋魚河岸。日本橋から江戸橋にかけての北岸一帯にあったというからこの辺りだ。関東大震災(1923年)で焼失したが、その12年後に築地に移転されるまでは300年以上にわたって江戸(東京)の食を(続く) -
居場所をもとめ 今宵も一献 「今ちゃん」 〈京成西船駅〉 (60) 〝昭和〟にタイムスリップ
〝寅さん〟の映画に出てくる柴又駅もそうだが、京成線の駅にはどこか物哀しげな風情が漂う。ここ京成西船駅も哀愁を誘う。中山競馬場の南方に位置し、昔は葛飾村だったことから葛飾駅と呼ばれていた。JR西船橋駅と(続く) -
居場所をもとめ 今宵も一献 てんぷら「川澄」 〈東京・平河町〉 (59) 季節感あふれた料理を堪能
酒は虚空を相手に一人で呑むものと心得ているが、ときには気の合う者同士でワイワイやるのも楽しい。ここはてんぷらを中心にした和食の店。日本人なら、たまにはこうした高級店でランチや会食を楽しみたいもの。ラ(続く) -
居場所をもとめ 今宵も一献 「ちょっぷく日本橋室町店」 〈東京・新日本橋〉 (58) ランチを食べ大満足 夜もきっといい店
東京からクレーンの姿が消えることはない。あちこちで再開発が進む。変わり続けることが宿命づけられた街だ。新日本橋界隈も大型ビルの建設ラッシュである。人工物で囲まれた大都会を歩くのは苦手だが、一本裏道に(続く) -
居場所をもとめ 今宵も一献 (57) 「寿し常」 〈東京・錦糸町〉 よみがえる〝花見気分〟
錦糸町はこの季節、「錦糸公園」の桜まつりで賑わう。駅から近いし、程よい人出、飲食も自由、さほど苦労しないで場所取りもできるなど、花見スポットとしての希少性は高い。 お弁当を広げる家族連れや、若者た(続く) -
居場所をもとめ 今宵も一献 「焼き肉やまと」 〈東京・人形町〉 (56) 豊富な部位を一切れずつ
新しくオープンしたようだ。人形町の交差点の直ぐ近く。店の様子をのぞくつもりだったのが、自然に足を踏み入れてしまったぐらい入りやすい。 最高ランクの国産黒毛和牛を使用。36種類もある部位を一切れずつオ(続く) -
居場所をもとめ 今宵も一献 (55) 「牧乃家」 〈東京・新橋〉 旬の食材、さりげなく
JR新橋駅から都営浅草線への乗り換えは、地下の商店街を通り抜けて、改札口へ向かうときにもう1回階段を下りることになるが、その直前に右に折れると「新橋駅前ビル2号館」がある。烏森口のニュー新橋ビルと比べる(続く) -
居場所をもとめ 今宵も一献 「東京から揚げバル」 〈東京駅丸の内南口〉 (54) 鳥の部位12種類を用意
東京駅周辺で軽く一杯やりたくなったら、ここがお勧め。丸の内南口前にそびえ立つJPタワーの地下1階。 ジューシーなモモ、さっぱりした胸肉のほか手羽、砂肝、皮、レバーなど全部で12種類の部位が用意されている(続く) -
居場所をもとめ 今宵も一献 (53) 「魚竹」 〈東京・飯田橋〉 名物は「アジフライ」
線路沿いの外濠公園、東京短期大学、東京大神宮などがあるJR飯田橋駅西口近辺も、この季節なんとなく足を延ばしたくなる街だ。いつも常連客で賑わうこの店は神楽坂下から続く早稲田通りを大神宮側に折れた一画にあ(続く) -
居場所をもとめ 今宵も一献 (52) 「ごっつあん」 〈東京・中目黒〉 〝安い〟だけではない魅力
春めいてくると行ってみたくなる街の一つが中目黒だ。目黒川沿いの桜並木が有名だが、舗道にせり出すように商品を並べる花屋が、街のそこここにあるのも気に入っている。駅周辺の繁華街を離れてからも戸建て風の瀟(続く) -
居場所をもとめ 今宵も一献 「二毛作」 〈東京・立石〉 (51) お酒の呑み方アドバイス
京成立石駅前には昭和の下町情緒を残した商店街が広がる。「仲見世通り」の入り口にある「宇ち多」は〝もつ焼きの聖地〟といわれる店で昼間から行列が絶えない(写真右)。 ただ、こうした街にはありがちなのだが(続く)