不動産取引に活かすインスペクション 記事一覧
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不動産取引に活かすインスペクション 26 求められる中古住宅の見える化 タクミプランニングサポート代表 一級建築士溝渕匠
26回にわたった連載ですが、今回が最終回となりました。最後にこれからの不動産取引におけるインスペクション導入の意義について触れさせていただきます。 「インスペクションは中古物件売買における瑕疵等のリ(続く) -
不動産取引に活かすインスペクション 25 対談 創造系不動産代表高橋寿太郎氏 タクミプランニングサポート溝渕匠氏 橋渡しが新たな需要創る
溝渕 長らく中古住宅の取引においてインスペクション業務に携わってきたが、その重要性について取引当事者や仲介会社の認知度が上がってきたように感じます。 高橋 私は建築と不動産のキャリアをベースに、創(続く) -
不動産取引に活かすインスペクション 24 購入後の維持管理も助言を タクミプランニングサポート代表 一級建築士溝渕匠
中古住宅の購入を検討する上で、物件が建物として問題がないかをチェックすることがインスぺクションの大きな役割ですが、購入後に買い主がどのように手を加えて住むかを踏まえたコンサルティングも大切です。前回(続く) -
不動産取引に活かすインスペクション 23 リフォームに柔軟な対応を タクミプランニングサポート代表 一級建築士溝渕匠
中古住宅を購入してリフォーム、増築するスタイルが今後、一般化することが考えられる中、リフォームが可能か否かを踏まえた仲介が求められてくると思います。前回まで木造戸建ての間取り変更に伴う壁の撤去につい(続く) -
不動産取引に活かすインスペクション 22 排水、換気に注意伴うマンション改修 タクミプランニングサポート代表 一級建築士溝渕匠
中古住宅を購入してリフォームする場合、木造の戸建て住宅では、柱・壁を抜くことには特に構造上の注意が必要です。一方マンションは、「スケルトンリフォーム」のように内装・設備を全て撤去したり、大胆な間取り(続く) -
不動産取引に活かすインスペクション 21 注意が必要な窓の断熱改修 タクミプランニングサポート代表 一級建築士溝渕匠
今回は省エネに関連した断熱改修について解説します。 中古住宅を購入してリフォームをする場合、住宅設備の更新や間取り変更と併せて耐震補強を実施することも多いと思います。実は断熱改修を併せて行うこと(続く) -
不動産取引に活かすインスペクション 20 適合証明書で減税対象拡大 タクミプランニングサポート代表 一級建築士溝渕匠
前回物件の耐震性について目視でも推測が可能であることを説明しましたが、今回は「耐震基準適合証明書」を含めより詳しく耐震に関連した知識について解説を行いと思います。 木造であれは築20年、非木造であれ(続く) -
不動産取引に活かすインスペクション(19) 目視でも推測できる耐震性 タクミプランニングサポート代表 一級建築士溝渕匠
インスペクション活用術として、リフォームにつなげるという考え方があります。第三者性を重視することは大切ですが、リフォームを含めたワンストップサービスを求める買主も多いと思います。「このようなリフォー(続く) -
不動産取引に活かすインスペクション 18 コストかさむ屋根の劣化 タクミプランニングサポート代表 一級建築士溝渕匠
これまで主に戸建て住宅を中心として、建物を検査するポイントを解説してきました。今回からは、マンションについての解説に移りたいと思います。 マンションの場合、主に専有部分と共用部分とに分かれますが、(続く) -
不動産取引に活かすインスペクション 16 床下は換気、防湿、湿気を確認
床下は腐ってないか、白蟻がいないか、といった不安は買主からよくきかれる質問だと思います。今回は床下に潜りこまず、点検口から確認するときのポイントについて解説します。 臭い、湿気を感じる まず床下点検(続く) -
不動産取引に活かすインスペクション 15 雨漏り跡、湿り気を見る小屋裏 タクミプランニングサポート代表 一級建築士溝渕匠
今回は小屋裏、1階天井裏について、インスペクションを導入する時の注意点および不動産営業マンの皆さんが点検口からのぞき込んだときのチェックポイントについて解説します。 点検口の有無 まず、点検口がある(続く) -
不動産取引に活かすインスペクション 14 床の傾きは3メートルの測定距離を タクミプランニングサポート代表 一級建築士溝渕匠
テレビ等で床にビー玉を置いて転がる様子などが住宅の不具合として放送されることも多いのですが、〝傾斜〟から考えられることはいろいろとあります。今回は、この〝傾斜〟について解説します。 目安は千分の6 (続く) -
不動産取引に活かすインスペクション 13 タクミプランニングサポート代表 一級建築士溝渕匠 浴室回りは五感をフル活用
今回は戸建て住宅において特に注意して確認しなければならない浴室回りについて解説します。 建物にとって、湿気は劣化を進行させる大きな要因となります。特に木造の場合は、柱梁など構造部材の腐朽につながり(続く) -
不動産取引に活かすインスペクション 12 タクミプランニングサポート代表 一級建築士溝渕匠 雨漏りの原因特定は避ける
前回まで外壁・屋根など外部の確認ポイントを解説してきました。今回は内部の壁・天井について解説したいと思います。 まずは「壁にひび割れがないか」「壁に雨漏り跡がないか」「天井に雨漏り跡がないか」―この(続く) -
不動産取引に活かすインスペクション タクミプランニングサポート代表 一級建築士溝渕匠 11 材質ごとに見分ける屋根、バルコニー
今回は戸建て住宅の屋根・バルコニーの見方についてです。屋根材は瓦や金属、スレート等が使用されていることが多いでしょう。またバルコニーはFRP(繊維強化プラスチック)防水等の塗膜防水が最近は主流ですが、古(続く) -
不動産取引に活かすインスペクション 10 築浅も要注意のシーリング タクミプランニングサポート代表 一級建築士溝渕匠
今回は木造戸建て住宅の外壁の見方についてです。外壁材はモルタル塗り、窯業系サイディング張りのほかにも金属系サイディングやタイル張り等様々な材料が使われていますが、今回はモルタル塗りと窯業系サイディン(続く) -
不動産取引に活かすインスペクション(8) タクミプランニングサポート代表 一級建築士溝渕匠 外周りの〝印象〟で不具合見抜く
中古住宅の流通が今後、活性化する状況を思い浮かべてみてください。不動産取引にインスペクションを導入することは、トラブルの防止に加えて、買主の安心感につながると同時に、売主や仲介業者を守ることにもなり(続く) -
不動産取引に活かすインスペクション 7 トラブルは説明不足に起因 タクミプランニングサポート代表 一級建築士溝渕匠
前回までの事例でインスペクションは売主にも、買主にもトラブルを防止するという、双方にメリットがあることを理解していただいと思います。では、実際にはどのようなトラブルが数多く発生しているかということに(続く) -
不動産取引に活かすインスペクション タクミプランニングサポート代表 一級建築士溝渕匠 建売住宅で不適切な施工
今回の事例は、買主から依頼された新築建売住宅のインスペクションです。出来上がった建物と図面に整合しない部分がありました。売主にとっても理解が難しい仕様に関する部分で、インスペクションが実施されていな(続く) -
不動産取引に活かすインスペクション 5 混同しがちな仕上がりと構造 タクミプランニングサポート代表 一級建築士 溝渕匠
今回の事例は、新築建売住宅のインスペクション(住宅検査)を買主から依頼されたケースです。結果的には、売主にもメリットがあったケースです。 納得しない買主 買主は建物の仕上がり状態をとても気にする方で、(続く)