分譲マンションを短期滞在型の宿泊施設にコンバージョンした「コンドミニアム・シーサー今帰仁」(沖縄県国頭郡)の稼働率が好調だ。改装を手掛けたグローブ(大阪市中央区)では、「販売不振にあえぐ分譲マンションは全国に少なくない。観光需要の見込める立地の物件で、同様の手法を生かしたい」と話している。
同物件は2009年8月、三恒ストラテジー(大阪府堺市)が1LDK(48平方メートル)全6戸のリゾートマンションとして開発したが、直後にリーマン・ショックが起きた影響で販売不振に陥った。そこで、家具・家電付きのコンドミニアムとして改装。平均宿泊料金は1泊1万500円となっている。
2010年9月に開設して以来順調な稼働率を記録し、最近は予約率が95%を達成。1週間~1カ月の中長期で滞在する宿泊客も目立つという。
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