ALSOKが子供を持つ首都圏の20~50代の女性600人を対象に実施した「家庭の防犯に関するアンケート調査」で、今年の夏は防犯対策より節電対策を重視する人が86.5%に上った。また「節電するつもりはない」(0.5%)と回答した人を除く99.5%が、何らかの節電対策を実施していることも分かった。
具体的には、「使っていない部屋の照明を消す」(95.5%)、「エアコンの温度を高めに設定する」(76.5%)、「使っていない家電のコンセントを抜く」(62%)などの取り組みが挙げられた。
同社では、節電に対する関心の高さが伺えるとしながらも、節電によるデメリットとして、「エアコンの使用を控えて熱中症になるのではないか」(48.6%)、「街灯や玄関先の照明の数が減って街全体が暗い(ひったくり、チカンなどにあうのではないか)」(37.2%)、「窓を開けていたら、空き巣などの泥棒や強盗の侵入被害にあうのではないか」(33.8%)などの不安も同時に抱えている様子も浮かび上がった。
併せて行った調査で、家庭の防犯の評価が100点満点中、平均53点だったことや、1カ月に負担してもいい防犯対策費用は平均3004円だったことも分かった。
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