富士経済はこのほど、住宅リフォーム市場予測をまとめた。2011年度の全体市場見込みは7兆6143億円で前年度比1・7%増にとどまるが、2014年度には2010年度比7・7%増の8兆600億円になると予測。中でも東日本大震災後の電力需給問題により、自家発電によって住宅用エネルギーを創り出す「創エネリフォーム」が拡大するとした。
2011年度の「創エネリフォーム」市場は3774億円(10年度比42・5%増)。2014年度には、2010年度比148・2%増の6575億円となる。住宅用太陽光発電システムや家庭用燃料電池に対する国や自治体の補助金が市場規模を下支えしている。今後は、太陽光と燃料電池の「ダブル発電」の提案が更に増えると予測する。
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