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大規模修繕で初 瑕疵保険に省エネ・バリアフリー工事追加 住宅保証機構

 住宅瑕疵(かし)担保責任保険法人の住宅保証機構(東京都港区)はこのほど、マンションなどの大規模修繕工事向けの瑕疵保険「まもりすまい保険大規模修繕かし保険」の対象に、省エネルギーやバリアフリー化に寄与する工事を追加した。同保険を提供する保険法人の中では初の取り組み。
 省エネ工事の対象は、窓や外壁、天井、床といった部位の断熱改修。節水型便器や高断熱浴槽の設置・改修も加えた。このほか、太陽光発電システムの新設・改修も対象とする。バリアフリー工事は、各部位への手すり設置や階段の段差解消、廊下幅の拡張だ。
 保険期間は、太陽光発電が5年間、その他は1年間。太陽光発電以外は特約を付帯する形での対応となり、単独での申し込みは引き受けない方針。1月30日以降に保険契約を申し込んだ住宅から適用する。
 また、保険料の引き下げも実施。保険金支払限度額が3000万~5000万円の場合は、保険期間が5年で2万9500円、10年で3万6280円。同6000万~2億円の場合は、5年で1万7320円、10年で2万1300円引き下げる。
(http://www.how.or.jp/index.html)