ミサワホームは4月10日、中古住宅用の軽量型太陽光発電システムを発売する。フジプレアム(本社・兵庫県姫路市)と共同開発したもので重量は従来の半分程度となる。
中古住宅に太陽光発電システムを設置したいというニーズは高いものの、機器の重量に対して住宅構造体の補強が必要になるケースが多いことがネックとなっていた。そこで今回の太陽電池モジュールでは、厚み0・8ミリの化学強化ガラスを採用することで、従来モジュールで大半を占めていたガラス重量を約2分の1に抑えた。
国際認証を行う第三者機関IEC(国際電気標準会議)の品質基準に基づく荷重・衝撃試験をクリアしている。
今回の太陽光発電システムの導入費は、1キロワット当たり56万7000円。
フジプレアムは1982年創立で、独自の精密貼合技術を基本とした研究開発型企業。主力事業のフラットパネルディスプレイの光学フィルターでは世界トップレベルのシェアという。太陽電池モジュール製造専門メーカーとして産業用から一般住宅用までモジュールの提供を行っている。
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