マンションリフォーム推進協議会(東京都千代田区)がまとめた「2012年度マンションリフォーム市場将来需要推計」によると、行政によるリフォーム推進施策の展開を加味した場合、2020年のマンションリフォーム市場規模は約2兆7366億円に上ることが分かった。2010年の約1.93倍の規模。
推計に当たっては、専有部分の潜在的なリフォーム需要が施策により喚起される可能性や、中古マンションの流通増に伴うリフォーム機会の増加といった要素を考慮。共用部分においては、耐震改修を始め修繕工事が適正に行われることを想定した。また、国土交通省が3月に公表した「中古住宅・リフォームトータルプラン」の内容をすべて加味した推計値ではないため、同プランに基づく施策の実施状況によっては「今回の推計結果以上の伸びも期待できる」(同協議会)としている。
なお、「現在の築後年別リフォーム発生率が将来も変わらない」ことを前提とした場合の2020年のマンションリフォーム市場規模については、約1兆6913億円(2010年の約1.19倍)と推計。いずれの市場規模も、「築後年数別のストック戸数×築後年別のリフォーム発生率×平均単価」をベースに算出した。
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