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沖縄にCADセンター開設、設計技術者を育成 デジタルビジョンとミサワホーム

 1級建築士事務所のデジタルビジョン(東京都目黒区)はこのほど、ミサワホーム(東京都新宿区)との共同事業として、沖縄県うるま市にCADセンターを開設した。ミサワホーム仕様の住宅設計CADなどの研修を通じ、設計者の育成に取り組む。
 BCP(またはBCM、企業がリスク発生時に事業の継続性を図り、サービス提供の欠落を最小限に抑える経営手法)の観点からデジタルビジョンが、地震リスクが相対的に低く電力供給体制も安定している沖縄県での開設をミサワホームに提案。アウトソーシング事業として委託された形だ。デジタルビジョンから2人、ミサワホームから意匠設計と構造設計の担当者が1人ずつ派遣され、センターの運営に当たる。
 同市及び周辺地域の在住者20人を雇用し、1年間研修を実施。終了後も継続雇用され、センターの業務に従事することになる。なお、センターが開設される沖縄IT津梁パークは、情報通信関連産業の一大拠点の形成を目指す同県のプロジェクト。「津梁」はアジアとの架け橋を意味する。