マンション・開発・経営

都心5区、オフィス空室率が2カ月連続改善 賃料は弱含み

 オフィス仲介の三鬼商事の調査によると、東京都心5区(千代田・中央・港・新宿・渋谷)の8月末時点の平均空室率は9.17%で、前月を0.13ポイント下回った。統合に伴う大型成約の動きなどが見られ、新築・既存ビルともに成約が進んだ。空室率は2カ月連続の低下。

 1坪当たりの平均賃料は、前年同月を2.35%(403円)下回る1万6733円。前月比だと0.05%(8円)下落した。オフィスコストを重視した移転の動きが続いているため、賃料相場は弱含みで推移している状況だ。

 同調査は、基準階面積が100坪以上ある新築ビル(37棟)と既存ビル(2619棟)の2656棟を対象にしたもの。