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高耐力壁を標準化、木造注文全棟で長期優良認定取得へ 地所ホーム

 三菱地所ホーム(東京都千代田区)はこのほど、一般的なツーバイフォー工法における構造壁の耐力を5割上昇させた高耐力壁「ハイプロテクトウォール」を開発した。5月1日から、木造注文住宅に標準採用する。

 家全体の外側を断熱層や通気層でガードする「ハイサーキュレートシステム」の採用をはじめ、高い断熱性や気密性などを持つ同社の標準仕様に、このほど開発した高耐力壁を採用することで、大きな設計上の制約を受けることなく、建築基準法が求める1.5倍の建物強さをもつ「耐震等級3」の確保が可能となった。今後、同商品の全棟で長期優良住宅認定を取得していく。

 価格は参考で、坪65万~70万円程度。ハイプロテクトウォールの採用に伴う価格の上乗せはないという。4月27日から東京都渋谷区の住宅展示場「TBSハウジング渋谷 東京ホームズコレクション」内で、ハイプロテクトウォールなどの耐震構造部材を紹介するモデルハウスを開設する。