全日本不動産協会(林直清理事長)は10月24日、鹿児島市の城山観光ホテルで「第49回全国不動産会議」を開催した。全国から、協会会員を始めとする約1200人が参加した。冒頭のあいさつで林理事長は、「政権交代によるデフレ脱却政策や東京オリンピック開催決定などにより、業界にもようやく明るい兆しが見え始めた。夢と希望を持って、我々も大いにチャレンジしましょう」と呼び掛け、今回のホスト県である全日本不動産協会鹿児島県本部の福山修本部長は、「今回を機会に鹿児島を満喫していただきたい。実り多い大会になることを祈念する」と歓迎のあいさつを述べた。
会議では、西郷隆盛のひ孫にあたる陶芸家・西郷隆文氏による基調講演のほか、中古住宅流通活性化やスマートハウス・コンパクトシティ推進に向けた研究内容の発表が行われた。
同会議は、会員の不動産業務の研鑽と資質の向上を目的に、全日本不動産協会と各地方本部が協力して毎年開催しているもの。来年は愛媛県で行われる。