ジョーンズラングラサール(JLL)は、世界主要都市のオフィス賃料の動向を示す独自の分析ツール「プロパティクロック(不動産時計)2013年第3四半期」を発表した。それによると、東京のAグレードオフィス賃料は、緩やかながらも底堅く上昇を続け、6四半期連続で「上昇加速」フェーズを維持。賃料上昇の加速度が増していることが分かった。
「プロパティクロック」は、賃料動向を時計に見立てて「見える化」した同社独自の市場分析ツール。時計回りに賃料が、下落加速、下落減速を経て底入れし、上昇加速、上昇減速を経て頭打ちとなるサイクルで変動するのを前提に、主要都市の賃料動向がそのサイクルのどこに位置するかを示すもの。
同社によると、「東京のオフィス賃料は、緩やかながらも継続的に上昇している。各種経済指標も良好で、輸出関連企業を中心に業績改善の動向も報告されている。この動きに呼応した企業マインドの変化が、今後の積極的な設備投資を通してオフィス賃貸市場に更なる好影響を及ぼすことが期待される」としている。
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