サンケイビルは、ビル事業のポートフォリオ拡充に向け、中規模ビルの開発・取得を積極推進している。このほど、東京都文京区後楽の「TL飯田橋ビル」(1982年竣工、基準階面積150坪)を取得した。状況に応じて改修などを行い、10月1日から名称を「飯田橋サンケイビル」に変更する予定だ。
同物件は、JRや東京メトロなど5路線が乗り入れ、病院や教育施設、医療・通信関連企業が多く集積する飯田橋駅エリアに位置する。
同社によると、一般的に基準階面積100~200坪程度の中規模オフィススペースを求める企業数は多いものの、供給量が少ないという。そのため、こうした規模のオフィスビルを開発または取得していくことで、ポートフォリオの充実や収益向上につなげる方針だ。