住まい・暮らし・文化

「エムスマートシティ熊谷」が街びらき ミサワホーム

 ミサワホームとグループ3社は8月27日、埼玉県熊谷市で開発している全棟でゼロエネルギー住宅を目指す総区画73戸からなる「エムスマートシティ熊谷」の第1期分譲住宅10棟の完成を受け、街びらきを開いた。熊谷市が推進する「熊谷スマートタウン整備事業」や国土交通省の「住宅・建築物省CO2先導事業」などに採択されたうえ、環境共生住宅「団地供給型」認定を同社として初めて取得した事業。

 開発にあたっては、風の通りに配慮して街区を計画し、独自の商材を使ったクールスポットの設置も提案するなど「涼を呼ぶまちづくり」を目指した。太陽光発電システムや燃料電池、HEMS、EV充電用外部コンセントを全棟に設置。通風・排熱を促すプランニングで室内でも涼しさを体感できる工夫も盛り込んだ。
 また、街区内に設置する気象計「まちの気象台」で観測したデータを、通風効果を高める窓開けや打ち水のタイミングを解析してウェブで住民に回覧するなど、住民自身による環境行動も後押しする。