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投資用区分マンション利回り、過去最低に 都心高額物件に反響あり

 不動産投資サイト「楽待」を運営しているファーストロジック(東京都港区)は1月13日、「投資用市場動向データ12月」を発表した。2014年12月1~31日の間に、同サイトに新規掲載された物件と、問い合わせのあった物件を分析した。それによると、区分マンションの物件価格が大幅に上昇し、表面利回りは過去最低水準になったことが分かった。具体的には、新規掲載物件の価格は1442万円で前月比187万円上昇、問い合わせ物件の価格も1266万円で同299万上昇となった。それに伴い表面利回りは新規掲載が8.10%で同0.79ポイント下落、問い合わせのあった物件も10.20%で同0.49ポイント下落した。

 同社によると、都心の高額物件の新規掲載や、それに対する反響が顕著だったことが影響したという。

 1棟マンションの物件価格は、新規掲載が2億2381万円(前月比3759万円上昇)、問い合わせが1億8399万円(同3098万円上昇)。表面利回りは、新規掲載が8.45%(同0.18ポイント低下)、問い合わせも物件も下落して10.87%(同0.28ポイント低下)だった。

 また、1棟アパートの物件価格は、新規掲載が6555万円(同178万円下落)、問い合わせが5234万円(同121万円上昇)だった。表面利回りは、新規掲載が9.77%(同0.11ポイント下落)、問い合わせが11.80%(同0.21ポイント下落)。