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都心5区のビル空室率低下、5年ぶり3%台に 三幸エステート調べ

 三幸エステートは1月14日、東京都心5区(千代田、中央、港、新宿、渋谷)のオフィスマーケット(2014年12月末時点)を発表した。空室率は4カ月連続低下の3.99%で、2009年3月以来の3%台まで低下した。背景としては需要要因よりも、低水準が続く新規供給の影響で空室率が押し下げられたという。

 また、5区の平均賃料(坪単価)は1万8969円で前月比214円上昇した。再び上昇に転じ、1万9000円台が目前に迫った。対前年同月比も3カ月連続でプラスを維持し、賃料の上昇サイクルが明確になりつつある。一方、上昇ペースは緩やかな水準にとどまっている模様。

 同調査は、基準階面積200坪以上の賃貸オフィスビルを対象とした。