国土交通省は4月27日、2月17日付けで都道府県を通じて特定行政庁へ行うよう通知した広告板の調査について、結果を取りまとめ、公表した。
対象は、完成後10年以上経過し、市街地の中心部などにある外壁に広告板が取り付けられている3階以上の建築物で、7万1542棟に上った。調査報告があったのは、4万8204棟で、このうち、是正指導が必要ないとされた建築物は4万6688棟。必要とされた建築物は1516棟だった。調査期限内に報告がなかった建築物や所有者の特定ができなかった建築物は2万3338棟で引き続き調査を行う。
広告板については2月15日、札幌市のビルの看板が落下し、20代女性の頭部に当たる事故が起きていた。