約2年前から「アセットシェアリング」の名称で個人投資家向けに不動産小口化商品の販売を始めたインテリックス(東京都渋谷区、山本卓也社長)は、このほどオーナー会を開き、今後の展開として投資対象物件を多様化する方針を示した。現在販売中の第2弾商品までは新築物件を対象としていたが、今後は中古にも広げる。主力事業の中古マンションのリノベーション再販で培った物件再生ノウハウを生かす。用途やエリアも広げる。
山本社長は、「中古物件の場合、新築と比べて減価償却期間が短い点がメリットとなるが、賃料水準は落ちることになる。そこで、当社のリノベーション力で付加価値を付け、収益力を向上させて魅力ある投資商品にしていく。新築物件を建設するよりも商品化までの期間が短いので供給を加速できる」と話した。
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