TOTOの運営するTOTOミュージアム所蔵の「光電センサー内蔵自動水栓」がこのほど、建築設備技術者協会(野部達夫会長)の定める17年度「建築設備技術遺産」に認定された。
同製品は84年から90年にかけて発売され、小型光電センサーの開発により非接触での小まめな水の出し止めを可能としたもの。公衆トイレの洗面所に求められる節水や衛生性を実現し、その後の光電センサーや駆動部の技術進歩の原点となったほか、現在では公衆洗面所に限らず家庭用への普及などにも大きな影響を及ぼしたとして、今回の認定につながった。
同社の製品が同認定を受けるのは12年度の「初代ウォシュレット」に始まり、今回で2年連続4回目となる。
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