売買仲介

中古住宅購入者の8割超が「満足」 ハウスドゥ調べ

 And Doホールディングスは、同社が展開する「ハウスドゥ」ブランドを通じて、中古住宅購入経験者630人を対象にしたインターネット調査を実施した。それによると、購入した住宅の種類は「戸建て」が49.7%、「マンション」が41.1%とほぼ拮抗し、購入金額では「2000万円台」(25.4%)が最多。「1000万〜3000万円台」の層が全体の6割超を占めた。購入理由では「新築より費用を抑えられる」(41.0%)が最も多く、「築年数の割に状態や設備が良好だった」「新築にこだわりがなかった」がそれぞれ約3割と、コスト重視と実用性を評価する傾向が示された。

 一方、購入前に不安だった点として、「見えない不具合の有無」(43.3%)や「修繕費用の見通し」(37.9%)が上位に挙がった。購入後のリフォーム・リノベーションでは「大規模改修を実施した」が32.1%、「既にリフォーム済み物件を購入」が28.1%を占め、改修需要の高さもうかがえる。

 実際の居住満足度では「非常に満足」「やや満足」を合わせて82.1%に達し、高い満足傾向が確認された。満足点として「希望エリアに住めた」(42.5%)や「立地・環境の良さ」(41.7%)が挙がり、利便性とコストバランスを重視する姿勢がうかがえる。また、中古住宅購入を他者に「勧めたい」と答えた人は76.3%で、中古市場の裾野拡大を示唆する結果となった。

 同調査は2025年6月11日〜18日に実施。中古住宅の購入動向や意識を分析した。