大東建託は、花粉やPM2.5の住宅への侵入を抑制する「給気口用フィルター」を独自開発し、6月1日以降、新築する賃貸住宅に設置を開始する。従来の不織布フィルターに加えて、帯電フィルターを搭載した二重構造としたことで、PM2.5などの微粒子の除去率の向上に成功した。
同社では、東京都市大学の近藤靖史教授の指導を得て、14年から住宅の性能向上を図る研究開発を進め、今回はその成果の一つとなる。総合的試験機関のボーケン品質評価機構の試験測定によると、同製品の花粉通過率は、従来の不織布フィルターに比べて約50分の1の結果を得たという。