賃貸・管理

11カ月連続でマイナス 首都圏10月の賃貸成約 再び二桁減

 アットホームの調査によると、10月の首都圏における居住用賃貸物件成約数は1万3111件で、前年比20.4%減となり、11カ月連続のマイナスとなった。全エリアでマイナスとなり、これは6カ月連続となっている。前月に一桁となっていた首都圏のマイナス幅は再び二桁となった。
 エリア別に見ると、東京23区は5857件で同23.7%減。東京都下は1115件で同18.1%減。神奈川県は3557件で同19.1%減。埼玉県は1323件で同11.9%減。千葉県は1259件で同17.8%減と全エリアで二桁減となっている。
 埼玉県のアパートが全体ではわずかにマイナスとなったものの、カップル向け物件がプラスに転じたことでやや回復傾向が見られたほか、東京23区の新築マンションは微増ながらプラスを維持し、3カ月連続のプラスとなった。
 成約物件の戸当りの賃料指数は、マンションは新築が118.5で前月比3カ月ぶりの下落。中古は93.2で同2カ月連続の上昇。アパートは新築(99.6)、中古(95.1)ともに同2カ月連続で上昇となった。