野村不動産は10月16日、10人未満程度の人数で利用する小規模オフィスのニーズに対応した、サービス付オフィスブランド「H¹O(エイチワンオー)」(Human First Office)の第4号物件として、1棟開発型拠点「H¹O渋谷神南」(東京都渋谷区神南一丁目、鉄骨造、地上10階)をオープンした。20~30分程度の短い仮眠を取れる専用チェア「エナジーポッド(energypod)」をブランドシリーズで初めて導入した。
H¹Oは、BCP対策としてのサテライトオフィス、働き方改革を推進するオフィスの効率化、期間限定オフィス、リモートワーク対応などのニーズに応える小規模オフィスシリーズ。
H¹O渋谷神南は区画数62区画で、小タイプは11.26平方メートル、中タイプは21.68~23.71平方メートル、大きなタイプは25.67~52.58平方メートル。共用会議室6室を備える(うち2室はウェブ会議用)。
1階部分には、入居者と来客者限定の共用スペース「HUMAN FIRST SALON」も設けた。同スペースは「青山フラワーマーケット」を展開するパーク・コーポレーション(東京都港区、井上英明代表取締役)の空間デザイン事業「parkERs(パーカーズ)」の協力を得て、「バイオフィリックデザイン」の思想を取り入れ、緑のある自然豊かな公園のように仕上げた。イベントスペース、ワークスペース、カフェスペースなどとして利用できる。
感染対策では、抗菌・抗ウイルスの室内用塗料、空気殺菌装置、専有個室の開閉可能な窓などを採用した。そのほか生体認証によるビル入館管理、スマートフォンアプリ上でのエレベーター操作(入館ログと連動した自動呼び出し、行先階指定)、空調および照明の操作、建物内の混雑状況の確認など、テクノロジー活用し人や共有物との接触をできるだけ避けられるような仕組みを設けた。
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