AIやIoTサービスなど提供のライナフ(東京都文京区)は、不動産会社や物件オーナー向けに、オートロックエントランス専用のスマートロック「NinjaEntrance」(ニンジャエントランス)の無料配布を始めた。デバイス(機器)や設置費用をすべて無料とする。管理物件の共用エントランスをIoT化してもらうことで、非接触・非対面で荷物の受け渡しが可能な「置き配」の普及を図る。再配達問題を解消し、配送車両が排出する二酸化炭素を低減するなど環境負荷低減に貢献するのが狙い。
荷物の配達時に共用エントランスにオートロックがあると、自宅前まで配達できずに再配達になりがちになる。同社のスマートロック技術により、一時的に解錠できる仕組みで配達できるようにする。配達員だけでなく、入居者の利便性を高め、居住性の向上から入居率を高めて物件オーナーの満足度の向上も期待できる。無料配布は、1物件につき総戸数10戸以上などの条件がある。
従来からの使い方として、遠隔地からエントランスを開け、スマート内覧と組み合わせれば、物理鍵での受け渡しをデジタルキーにできる機能も備えている。内見業務の対応時を含めて考えれば、不動産管理会社にとってはこの機会に無料で導入するメリットは大きそうだ。
問い合わせ先はフリーダイヤル0120-51-2269、メールアドレス(info@linough.com)、申し込みフォーム(https://linough.com/package-drop-service/)まで。
