森ビルは、脱炭素社会の実現に向けて、同社グループの事業活動に伴う温室効果ガス排出量をスコープ1および2については2030年度に50%削減(19年度比)、スコープ3については30年度に30%削減(同)とし、50年度までにネットゼロとする目標を設定した。
この目標の達成に向け、⑴新築建物の環境性能の更なる向上、ZEB・ZEH化推進、環境認証取得、次世代エネルギーネットワークの構築をそれぞれ強化すると共に、新たに既存ビルへの再生可能エネルギー 電気の導入、再生可能エネルギー設備の安定的な確保を行う。
同社は「パリ協定」達成のために科学的根拠に基づいた削減目標設定を推奨する「SBTi Science Based Targets initiative」に対してコミットメントを表明。「1.5 ℃水準 産業革命以降の気温上昇を 1.5 ℃以内に抑えるための科学的根拠に基づく削減目標」を今年度中に認定を取得する予定だ。そのほか、国際的なイニシアティブ「RE100」への参加や、気候関連財務情報開示タスクフォース「TCFD」の提言に賛同し、今年夏頃の情報開示を予定している。