政策

店舗併用住宅など2件を採択、気候風土適応型事業で 国交省

国土交通省はこのほど、22年度サステナブル建築物等先導事業(気候風土適応型)の第1回提案募集に対し、2件のプロジェクトを採択した。これは、地域の気候風土に応じた建築技術の継承・発展と低炭素社会の実現に貢献するため、伝統的な住文化を継承しつつ、環境負荷の低減を図るモデル的な住宅の建設に対して工事費の一部を支援するもの。

第1回募集は4月〜6月で実施。2件の応募があり、評価委員会における評価結果を踏まえ、(1)東京の疊蔵(申請書類作成者:シティ環境建築設計)、(2)よみがえる産直住宅(同:すまい塾古川設計室)の2件を採択した。

このうち(1)は、日本の伝統建築文化の要素を継承することで、東京の街並み景観に多様性と深みを与え、生産から廃棄までの総CO2発生量を抑制した店舗併用住宅。