パーソルプロセス&テクノロジー(東京都江東区)とパーソルイノベーション(東京都港区)は、「社内にDXを広めるには?『楽しく学ぶ』がコンセプトのデジタル人材育成!」と題して、DXを社内で浸透させるための第一歩となる社員の「学びの動機付け」と「いかに楽しく学んでもらうか」を考えるセミナーを2022年9月に共催し、ウェブで配信した。
パーソルプロセス&テクノロジー・ワークスイッチ事業部デジタル人材開発部部長の成瀬岳人氏は、「企業各社ではIT化、DX化に向けた人材不足が課題感にあるが、デジタル知識を得るだけでなく、業務やビジネスモデルを変革して主導する人材の育成が必要」と指摘。全社に意識を広めるには、「いきなり実務で実践するのは心的な負担が大きい。まずは、それぞれが自分事として考え、学ぶための動機付けが大切となる。心的なハードルを下げて学びを意識してもらうには、例えば、マンガから学ぶテキストの活用も一つの方法になる」と説明した。
パーソルイノベーション・TECHPLAY ACADEMY planner/sales兼コミックラーニングUXチームの林裕子氏は、「例えば、マンガを通じてならば、簡易に楽しく、イメージしやすい。最適な学びの入り口となる。実証実験でも、能動的な学習意欲を高める効果があることが分かった。その際に重要なのは、組織や会社としての最終的なDXのゴールを定めて共有することにある」と解説した。
また、これらの動機付けや楽しく学ぶ方法として、パーソルプロセス&テクノロジー提供の「業務改善実践トレーニングサービス」や、パーソルイノベーション提供の、マンガを通じて自然と知識や学びの姿勢を得られる「コミックラーニング」などを紹介した。