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リンナイ、ウルトラファインバブル給湯器の洗浄効果検証、10月発売

 リンナイは、10月1日に発売する直径1マイクロメートル未満の微細な泡の発生装置を内蔵した「ウルトラファインバブル給湯器」の検証実験で、さら湯と比較して水まわりの汚れが付きにくくなることが明らかになった。
 ウルトラファインバブルとは、細かなすき間に入り込み、汚れを洗い流すことから、産業分野を中心に活用されており、近年では、ファインバブルのシャワーヘッドが人気している広まりつつある。
検証では、ウルトラファインバブル入りの湯をさら湯と比較し、水まわりの汚れに対する洗浄効果を確認。浴室の床や排水口など水まわりの汚れの原因菌1種類のコロニー数を比較したところ、さら湯に比べ39%減少したほか、浴室の浴槽や鏡、キッチンのシンクなどで発生する水垢の付着領域は18%減少した。また、排水管の汚れを想定した条件下では、さら湯に比べ、160秒後、120秒後の汚れの残存率が10㌽以上減少した。
 同社は07年にファインバブル発生装置を発売して以来、ファインバブル活用の研究開発を進めてきた。今回は、独自のファインバブル技術を搭載したバスユニットのほか、給湯器などを発売する。
希望小売価格はマイクロバブルバスユニット別売のガス給湯暖房用熱源機「RUFH-UE2408AW2-6」が61万2480円(税込み、以下同じ)、ガスふろ給湯器「RUF-UE2406AW」が49万7530円、マイクロバブルバスユニット内蔵型のガスふろ給湯器「RUF-UME2406AW」が62万1170円、ガス給湯器「RUX-UE2406W」が24万5740円。

(写真)浴室や洗面所、キッチン、食洗機などへウルトラファインバブルを送ることができ、家全体の水まわりの掃除負担の軽減が期待できる