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大和ハ、東大阪にマルチテナント型物流施設を着工

 大和ハウス工業は11月15日、大阪府東大阪市にマルチテナント型物流施設「DPL東大阪」を着工した。
阪神高速道路13号線東大阪線中野ICから約600メートルに位置する敷地約7,940.72平方メートルに、延べ2万3576.85平方メートルの6階建てを建設する。最大2社が入居できる。竣工は23年12月末、入居開始は24年1月の予定。
 大阪市内への配送の「ラストワンマイル」に位置するほか、近畿道にも近接しているため、神戸市内まで約50分(約45キロメートル)、京都市内まで約50分(約45キロメートル)、奈良市内まで約30分(20キロメートル)など、周辺都市へのアクセス性も高く、近畿全域の輸送拠点としての機能を見込む。
また、近鉄けいはんな線荒本駅から徒歩15分に位置するほか、29年には大阪モノレールの延伸に伴い、「(仮称)荒本駅」が新設予定であるなど、就労面からも好立地であると共に、同市は大阪市や堺市に次いで人口が多いことから、雇用の確保を見込む。
 近畿圏では、EC(電子商取引)関連の物流量増加を背景に、マルチテナント型物流施設の需要が堅調に推移。特に大阪府内では、湾岸地域での物流施設開発が進んでいたが、近年は、拠点の分散化や都心への交通利便性の高さから、内陸部の物流施設開発の需要が高まっている。