マンション・開発・経営

東急、アートプラットフォーム事業の実証実験 東京・渋谷駅で作品販売

 東急は、「社内起業家育成制度」第7号案件として、アートプラットフォーム事業「Art Valley」の実証実験を1月6日から開始した。街と連携したプロジェクトの第1弾として、1月23日~4月22日の期間限定で、東急線渋谷駅ヒカリエ改札口周辺吹き抜けガラス面にアート作品とQRコードを掲出。QRコードを読み込むと、ECサイトに移動し、フィジカル(物理的)・デジタル両方のアート作品を購入することができる。同社は、渋谷を中心としたリアルなアート接点に加えて、新たにデジタル領域においても文化・芸術活動の振興に貢献していく。

 自宅にアートを飾るなど生活の身近に置いて楽しむには、購入機会や作品背景情報が少ないといったハードルがある。更に、アーティストにとっても、知ってもらう機会や創作活動を応援してもらう場がまだ少ないといったことがアート普及の課題になっている。

 そこで、リアルスペースとオンライン両方の場を通じて、アート作品だけでなくアーティストのパーソナリティを知る機会を提供。創作活動を応援サポートし、購入までできるプラットフォームサービスを実験的に展開する。SNSでアーティストの作品の背景・想いなどを発信することで、顧客とアーティストをつなぎ、アートを通じたコミュニティ形成を図る。